心療整形外科

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2014年 06月 22日

慢性痛症候群(慢性痛症)

慢性痛症候群は痛みそのものが治療の対象となります。

そもそも急性痛は損傷に対する警告でした。急性(打撲、ねん挫)、慢性(生活習慣、仕事、運動)の外力が引き金になります。

そのほかに、心理的緊張、怒り、不安が筋肉の緊張を引き起こし痛みになることがあります。この場合は当初より慢性痛症候群のような様相を呈することがあります。

痛みの治療と構造の治療は別問題です。当初より痛みの治療を積極的にすべきです。でないと、損傷が治癒したあとで(完全治癒、不全治癒)いつまでも痛みが続くことがあります。

およそ3ヶ月ぐらいで慢性痛症候群になると言われていますが、強い痛みなら数日で慢性痛症候群になることがあります。

特殊な慢性痛症候群として線維筋痛症(全身痛)やCRPSがあります。

脊椎手術のあと線維筋痛症になることがしばしばあるようです。私の患者さんの中にかなりいらっしゃいます。

四肢の手術(膝人工関節など)のあとにはCRPSになることがあります。

慢性痛症候群の病態のキーポイントは末梢性・中枢性の感作だといわれています。

特に中枢性の感作は痛みの記憶、痛覚過敏です。痛みが続くと不安、不眠になりそれがまた痛みを強く認知します。

痛みは電気信号です。どこで電気が作られ、どこで認知し、反応しているかを考えるのです。

構造が電気を作ることはありません。構造はエネルギーをもちません。

動くものがエネルギーを作りますから、筋肉が痛みの発信現場となります。ほとんどの慢性痛症候群は筋筋膜性疼痛症候群(MPS)です。

老化した軟骨や半月板や椎間板がエネルギーを作ることはありません。

脊柱管狭窄やとび出た椎間板がエネルギーをつくりません。

いかに今までの医師の説明が矛盾していたか分かるでしょう。

たぶん、いまほど慢性痛症候群に悩む人が多い時代はなかったかもしれない。

江戸時代やアマゾンの奥地の原住民を想像してみてください。

そこには神経、椎間板、脊柱管、軟骨などという概念はありません。

痛みが起きたとしてももっと簡単に治していたのではないでしょうか。

末梢神経や脊髄が圧迫、絞扼されると痛み・しびれではなく麻痺です。

文明の発展が痛みの治療に邪魔しているようです。バカげたことです。

痛みの画像診断の意味は、悪性腫瘍、感染症、リウマチ・痛風、骨折の除外です。


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by junk_2004jp | 2014-06-22 12:26 | 慢性痛 | Comments(0)


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