2014年 07月 05日

どれだけ時間をかけても知らないものにはたどりつかない

今日のマジスカ診療所

30歳代、男性、腰椎ヘルニアのオペ歴あり。

両側の臀部痛と足裏のしびれ

大学神経内科に2ヶ月入院していろいろ検査をしたが診断がつかなかった。

最後に「梨状筋症候群」で梨状筋が神経を圧迫しているのではないかといわれた。

私は3分ぐらいで診断と治療ができた。

「尻こり&足裏こり」MPS

局麻を打ったらすぐに痛みはとれた。

このような症状は不安や抑うつと関係することが多いから、経過をみなければいけないけど。

医師の学生時代に2時間でいいからほとんどの痛みやしびれはMPSだということを教えたらどれだけ医療費に影響がでるものだろうか。

痛みやしびれと麻痺の区別がわからない。

神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じると思い込んでいる。

痛みの診断ではまずは除外診断(悪性腫瘍、感染症、リウマチなど自己免疫疾患、痛風を除外)

積極的診断(どのような状況、体勢で痛みやしびれが強くなる、弱くなるか)

治療的診断(どのような薬剤や治療で改善するか)

このような手順で診断する。

ほとんどの痛みやしびれは筋筋膜性疼痛症候群です。

ただし、急性と慢性では大きく違いがあります。

構造の治療と痛みの治療は別問題です。

痛みの治療の方が重要です。慢性化、広範囲になることがあるからです。

構造は時間が関係しませんからいつでもゆっくりできます。

なにしろ痛いと仕事になりませんから。


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by junk_2004jp | 2014-07-05 12:12 | MPS | Comments(1)
Commented by Tokyo小池 at 2014-07-05 13:31 x
やむを得ずMPSを知らない整形外科医にかかる事になってしまった
場合患者はどうしたらいいのだろうと考える事があります。

診察そのものが的外れだったとしても、その事に患者が口を挟むと
医者は不機嫌になります。
私自身、嫌ならよそに行ってくれと言われた経験もあります。

患者が医者の診断にものを言うのは相当な勇気とストレスが
いります。
ですから患者は、泣き寝入りと天秤にかけた時、泣き寝入りを
選んでしまうのですね。

慢性痛にいたる引き金は医者の無知な診断からと言うケースは
決して珍しい話ではありません。

いったいどうすればいいのか…。本当に困ったものです。


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