心療整形外科

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2014年 08月 19日

星野監督の手術に関する疑問

週刊誌Flashに投稿


医学の常識に抗ったサムライ・ドクター100人

定説に果敢に挑み、新理論を打ち立てた「現代のコペルニクス」

腰痛の正体は「筋肉痛」だ!


腰痛の悪化のため、楽天イーグルスの星野仙一監督が休養を余儀なくされている。

球団は、「黄色靭帯骨化症」が原因だと発表。靭帯が骨化して脊髄を圧迫するという、厚生労働省が難病に指定している病気だ。しかし、加茂整形外科医院(石川県小松市)の加茂淳医師(67)は、この診断に異を唱える。

「黄色靭帯骨化症は下肢の麻揮による歩行障害の症状を引き起こしますが、痛みの症状は出ない場合が多いんです。直接診断していないので断言はできませんが、星野監督の痛みの原因はストレス性の筋肉痛でしょう」

この「筋肉痛」という発想こそが、痛み・に対する認識を180度転換させる重要なポイントなのだ。

「これまで、腰痛など筋骨格系の痛みの原因は、神経の圧迫や、脊椎の構造異常だといわれてきました。しかし、それらは日本の脊椎外科医に蔓延する『思い込み』に過ぎないのです」

痛みは、よく患部と脳との電気信号にたとえられる。だが、神経が圧迫されて信号の流れが悪くなるなら、脳ヘの痛みの伝達も阻害されるはずだ。

また、手術でヘルニアを切っても、症状が改善しない患者が一定数いるし、健常人のペルニア持ちもいれば、痛みがあってもヘルニアがないこともある。加茂医師は20年以上前から、このような事例を多数目にし、こう結論付けた。
          
「『椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症で神経が圧迫され、腰が痛む』という医師の説明は誤りである。むしろ、原因は『筋肉のけいれん』。つまり、筋肉痛なのだ」

本来、痛みは慢性的に筋肉を使いすぎたり、一過性の強い力を受けたときに生じる。だが、心理的なストレスでも筋肉が緊張し、痛みが生じることがある。信号を受けた脳が、外的な刺激がなくても。痛いと思い込んでしまうのだ。
「さらに、脳や脊髄自身が痛みで緊張し、血管の収縮を命じることがあります。その結果、患部の酸素が欠乏して発痛物質が生成され、新たな痛みを引き起こす・・・。痛みの悪循環です」

重いものを持ったり、硬いところに打ち付けたりした瞬間に生じる「急性痛」は痛みの悪循環の結果、「慢性痛」へと移行する可能性を秘めている。

「筋骨格系の痛み、とくに慢性痛は下痢や高血圧と同じ、一種のストレス反応なのです。ストレスが消化器に出れば下痢に、循環器に出れば高血圧にでる。同じように、筋骨格系に出ているにすぎない。星野監督は過去にストレス性の胃潰瘍や高血圧を患っている。だからこそ、腰痛の原因も同じくストレス性の筋痛症だといえるのです」

さらに加茂医師は、急性痛から慢性痛になってしまうのに、医者が一役買っていると警告する。

「腰痛は心配性の人ほど治りが悪い。レントゲンを撮って『黄色靭帯骨化症があります』などと、構造の異常を宣告されれば、ストレス反応を起こして、痛みによりいっそう過敏になる。

ですから、慢性痛を訴える患者には、『その訴えをよく聴き(傾聴)、共感し、受容し、患者に支持を表明し、腰痛が治ることの保証をする』という心療内科的なアプローチが欠かせない。痛みの不安要因を取り除くことが大切なのです」

加茂医師が治療にあたって重きを置くのは、硬くなった筋肉を緩めることと、痛みの電気信号が脳に走るのをブロックすることだ。

そのためおこなっているのが人体に無害な麻酔剤を、痛みを広範囲に発生させる源である「トリガーポイント(圧痛点)」に打つ注射療法。治療費も10分の1程度ですみ、治療期間も短い。

何年も腰痛に煩わされてきた患者が、数日で完治する例もあるという。

「腰痛で受診すると『筋肉を鍛えてください』などと言う医者がいます。老化した軟骨や椎間板を、筋肉を強くして補おうというのでしょう。しかし、痛みを起こしているのは『骨』ではなく『筋肉』。筋肉は鍛えるのではなく、ほぐしてやらないといけません。テニスボールや木の棒で、痛みを感じない程度にマッサージしてやると効果的です(上写真参照)」

腰痛の患者は、全国に1千万人いるという。医学会の”誤解”のために放置されてきた人々にとって、大きな転換点が訪れようとしている。



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by junk_2004jp | 2014-08-19 13:30 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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