2014年 09月 08日

Face Book のコメントより

松尾 毅   手術で改善するのは5%と、先日の難治性疼痛&慢性痛勉強会で聞きましたが、実際そんなものなんでしょうか?

加茂 淳   どうでしょうか、私には分かりません。手術という儀式的効果、プラセボ、あるいは麻酔の効果でしょうか。患者さんの話では、家へ帰ったらまた痛くなったとか、持って半年という様なうわさを聞きます。半年間痛くなかったのを術者は良好と判断するのでしょう。術直後から全く治らない人もいます。催眠術のかかる人、かからない人と同じですね。名医と言われている人は役者だということです。もちろん私もそのいきに達するべく努力しているわけですw。

北原 雅樹   たぶん私の話からでしょうが…この場合の改善率は、長期的(少なくとも1年以上後)の事です。あの場でもお話ししましたが、痛みだけを主訴とした患者に対する外科的処置は、処置後半年くらいまでは「どんな」処置でも極めて有効性が高く、80%以上の人が良くなったと報告します。ところが、その後、痛みが”再発”する人がどんどん多くなり、結局ほとんどの人が不変or悪化と報告するようになります。


松尾毅・・・・イギアステーション主宰
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北原雅樹・・・慈恵医大・ペインクリニック診療部長
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加茂

慢性痛の治療とは脳に組み込まれた癖の治療ということです。ということはプラセボを抜きにして語ることはできません。

プラセボは悪ではなく、人間に与えられた貴重なものです。

手術は一時的には最も効果のあるプラセボなのでしょう。しかし、経費もかかりますし最も危険なプラセボです。

手術は患者さんに画像を見せて非科学的な説を刷り込むという下準備が必要です。この下準備は強烈で拭いきれないものになってしまう人もいます。

「神経が押さえられているので痛い、しびれる」は非科学的なんです。

「すべり症、椎間板、半月板、軟骨が原因で痛い」も非科学的なんです。

統計では健常者と差がありません。

脊椎外科医が手術を止められないのは術直後は80%以上の人がよくなったというからでしょう。

慢性痛にならないように早期に痛みの治療をすることです。

慢性痛になってしまったときは英知を結集してそれに立ち向かうことです。


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by junk_2004jp | 2014-09-08 01:03 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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