心療整形外科

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2014年 11月 03日

慢性痛は否定できない

「慢性痛なんて存在しない。ほとんどはトリガーポイント鍼で治る。」という意見があります。

これは鍼灸師に多大なプレッシャーをかけます。

鍼灸で治らないのは腕のせいだということになります。

私は鍼灸を否定するものではありません。それどころか有効な手段だと思っています。

私はトリガーポイント鍼を受けているにもかかわらず慢性の痛みに悩んでいる人を数人知っています。鍼灸師の腕前のせいではありません。

私の患者さんの中にも鍼治療を受けてきた人は少なくありません。

慢性痛の治療は個人差があります。

鍼の効く人、効かない人、注射の効く人、効かない人。

本を読んで治る人、治らない人。

薬の必要な人、必要でない人。

評論家のように傍観して論ずるのは簡単です。

治療成績を上げようとすれば治療する症例を吟味すればいいのです。

http://junk2004.exblog.jp/23420594/

この方は、トリガーポイント鍼を途中で断念されました。自分に合わないと判断されたのでしょう。

【慢性痛】  急性痛が治まった後、痛覚神経系が何らかの原因で“誤作動”し続けている状態。原因である傷病が治っても痛みが続き、鎮痛薬などが効かない。急性痛が長引いている状態とは違い、決定的な治療法、治療薬はない。研究先進国のアメリカでは、患者数は約7500万人と推計されている。


急性痛は組織損傷+痛み

慢性痛は痛みそのものが治療の対象

「慢性痛は痛み刺激の末梢性、中枢性感作にある。」これはコンセンサスです。

また、腰痛の10%が椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症だと言っている人はそのメカニズムを説明すべきです。

ぎっくり腰の90%は1ヶ月以内に治ると言っている人にいいたい。ぎっくり腰から慢性痛になった人がなんと多いことか。治療すればすぐに治ることが多いのだから積極的に治療すべきです。


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by junk_2004jp | 2014-11-03 19:08 | 慢性痛 | Comments(0)


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