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心療整形外科

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2005年 03月 29日

いずれも筋痛症

いずれも筋痛症_b0052170_16164217.gif症例1.Aさん(70歳代、男性)、約1年前より左肘~手にかけて痛みあり。半年前より腰~両下肢に痛みあり。不眠が続いている。

病院で点滴治療をうけるも改善せず、手術をすすめられる。点滴はたぶん、血行改善剤のプロスタグランジンE1だろう。脊柱管狭窄症を念頭においた治療だと思う。

Aさんの奥さんは慢性の膝痛、頚痛が当院での治療で(抗うつ薬)でよくなったので来院された。   

圧痛点ブロックとパキシル10mgの投与を開始、約1ヶ月半で著明に改善した。



いずれも筋痛症_b0052170_1627345.gif症例2.Bさん(30歳代)、3ヶ月前、シャッターを持ち上げて、ぎっくり腰、整骨院でテーピングをして、しばらくで治るもそのころより、前屈時、立ち座りに、左臀部~大腿部に痛みが走る。整形外科を受診、どこも悪いところなしで投薬だけをうける。その後、整体へ通院するも改善みられず。

図の圧痛点をブロック(カルボカイン6ml)する。症状が消えたことを確認する。たぶん1~数回の治療で治癒すると思われる。

慢性化する前で、ストレスが一過性の場合は簡単に治るものです。AさんもBさんもともに筋痛症です。痛みの期間やストレスの強さ、その他の個人差で、微妙に印象が違うものです。

by junk_2004jp | 2005-03-29 17:33 | 症例


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