心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2014年 12月 21日

ヘルニアが痛みやしびれの原因になることはありません

初めてご連絡します。A県の49才の男性です。 私、頚椎ヘルニアによる首、左肩、左腕の痛みのため二週間仕事を休んでいます。10ケ月前から痺れており保存療法をしていましたが変わらず、二週間前に急にひどくなりました。・・・・・手術の予約をしました。しかし、以前からヘルニアが神経を圧迫している人はたくさんいるが、みんなが痛みや痺れを訴えるわけではないということがどうしても気になるため、診察、治療をお願いできないかと思っております。自分でも迷ってばかりだと思いますが、宜しくお願いします。


左の斜角筋、肩甲挙筋、僧帽筋、前腕伸筋の筋筋膜性疼痛症候群でした。これらの筋肉の圧通点(痛覚過敏点)に30ゲージの注射針で0.5%メピバカインを1〜2mlずつ注射して首をよく動かしてもらいました。ポリネックをつけて安静にしていたのでぎこちない。

発症の契機となったエピソードは分からない。

胃の具合も悪く検査を受けたが異常なしとのことで薬を飲んでいる。

資格試験の勉強をしていた。

たぶんストレスが関係した胃痛、MPSだと思います。

昨日は診察ありがとうございました。昨日は効いているものの違和感がだいぶあってよくわかりませんでしたが、今朝からは7割良くなりもう三割という感じです。ありがとうございます。今後もう少し改善するのにまた治療をお願いする時は、何日間か日をあけなければいけないということはありますか、忙しいと思いますが、宜しくお願いします。


ヘルニアが原因でしびれや痛みが出ることは決してありません。

しびれはたぶん前腕伸筋のMPSのせいでしょう。

頚椎ヘルニアではまれですが、脊髄麻痺症状を呈することがあります。(痙性歩行、巧緻運動障害、病的反射)


ヘルニアや脊柱管狭窄が末梢神経を圧迫して痛みやしびれが生じるという理論が間違っているのです。この間違った理論で苦しんでいる人がなんと多いことか。専門医側から訂正されることは期待薄です。先日からの慢性痛の教育ビデオでもそんなことを一つも言っていませんね。同じことがトリガーポイントにもいえます。私は末梢の痛覚過敏点を利用して治療しているだけなのです。この治療が効果がないことだってあると思います。

今度はトリガーポイントがヘルニアにとってかわって人を苦しめるかもしれませんね。人は何かを悪者にしたててそれを成敗するという儀式が必要なのでしょう。どんな治療も万能ではありません。急性痛が慢性化しないようにすることです。

NHKで取り上げるには時期尚早でしょうか。大混乱になるでしょう。しかし、脊柱管狭窄症という診断で悩んでいる高齢者がとても多いですね。MRI画像の印象は強烈でなかなか払拭できない。医療費をかけて治りにくくしているのです。


[PR]

by junk_2004jp | 2014-12-21 02:15 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


<< 腰椎圧迫骨折、脊柱管狭窄症      画像所見のみでは腰痛を十分説明... >>