心療整形外科

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2015年 06月 10日

脊椎外科医の黒魔術

慢性腰痛と不眠症のA子さんは久しぶりに来院されました。

「お久しぶりですね。どうしましたか。」

「ある病院に週に1回くる大学の先生が上手だと聞いて手術をしてもらいました。」

「へー、それはどうしてまた!」

「レントゲンやMRIで調べてもらったら、骨が出ていて神経にさわっている、それを取ったらよくなる、といわれました。」

「一ヶ月ぐらいは良かったのですが、また痛みがでてきました。特に傷の周りに痛みが強い。」

筋骨格系の慢性の痛みは、functional somatic syndrome(機能的な身体疾患=心身症)と言われています。

生物・心理・社会的疼痛症候群ともいわれます。痛みの本体は筋筋膜性疼痛症候群です。

不眠症を合併していることがしばしばある。

そのほかの自律神経症状の合併や複数箇所の痛みの人が多いです。

痛覚系そのものの不具合なんです。生活習慣病とも言えるでしょう。

脊椎外科医は勉強不足と言わざるを得ない。

生理学的説明になっていない。

黒魔術によってしばらくは良いこともあるが、また元の木阿弥か、かえって悪化のことがある。

私も魔術を使いますが黒ではありません(笑)。


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by junk_2004jp | 2015-06-10 17:23 | 慢性痛 | Comments(0)


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