心療整形外科

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2015年 06月 20日

えせ医学を信じない

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄が痛みやしびれの原因になることは決してありません。

1911 年にGoldthwaitが「腰椎椎間板の突出が坐骨神経痛を引き起こし得る」と考えたのが最初だと思われます。104年前の間違った説です。(日露戦争1905年)

神経は圧迫に強く、圧迫を受けても何も影響はありません。

神経が切断されたり絞扼(締めつけ)されたりすると麻痺が生じます。痛くはありません。ジンジンした感覚ではありません。「無感覚〜感覚がにぶい」ということです。

痛みが高じて麻痺になることはありません。

ヘルニアで麻痺になるのは馬尾症候群といって48時間以内に手術をしなければ麻痺が残ってしまいます。極めてまれです。

たぶん、腸腰筋の強い攣縮(強い痛み)→椎体を引っ張る→大量のヘルニアが生じる→馬尾神経を絞扼→麻痺

もしヘルニアや脊柱管狭窄で麻痺が生じるのなら、手術がほとんどされなかった昭和初期以前は下肢の麻痺患者であふれていたことでしょう。

「昔は足の不自由な人がとても多かったが今は手術のおかげでほとんどいなくなった。」

「医療後進国では足の麻痺がとても多い。」このようなことは聞かないでしょ。

間違った説を信じないように。今日はメールで2件、電話で2件の相談がありました。

ヘルニアも脊柱管狭窄も健常者にも普通にみられます。無害です。

痛みの本体は筋筋膜性疼痛症候群(MPS)です。急性痛と慢性痛に分類されます。

慢性痛は中枢性感作の起きたもので認知行動療法などいくつかの治療法を組み合わせる必要があることがあります。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄で麻痺になるなら「坐骨神経麻痺」ですが、この言葉は聞かないですね。次の動画は腓骨神経麻痺です。痛そうではないでしょ。





下の図は神経が圧迫に強いことを示しています。

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by junk_2004jp | 2015-06-20 03:28 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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