心療整形外科

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2015年 07月 24日

特異的腰痛  非特異的腰痛

http://junk2004.exblog.jp/16210209

原因が特定できない腰痛「非特異的腰痛」・・・・・・85%

原因が特定できる腰痛「特異的腰痛」椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・10%

         悪性腫瘍、感染症、リウマチなど・・5%



私はこの説には反対している。

このような説明をしていた医師が、慢性痛を語るのはいかがなものか。

特異的腰痛とは病理の異なった腰痛のことで、「悪性腫瘍、感染症、リウマチ関連」で慢性痛症はこれを除外しなければならない。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因が特定できるのなら、慢性痛にならないようにするには、早期に原因を取り除かなければならない。

ところが、「ヘルニアは自然に消失することがある」「脊柱管狭窄は神経根の血流が改善する」という詭弁を使っている。それを待っているうちに慢性痛にならないのか。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄が神経を圧迫して痛みやしびれが起きることはない。

神経線維はポリモーダル受容器で生じた電気信号を脳へと伝達するものでその途中を圧迫しても何も生じない。生理学の常識だ。

その証拠に健常人でもヘルニアや脊柱管狭窄はよくみられる。

みのもんたさんの脊柱管狭窄症の手術をした福井康之氏は「はつらつ元気」という雑誌で次のように述べている。

「70歳代の健康な高齢者の6割以上は画像上では脊柱管狭窄をきたしているというデータもあるんです。」



生理学でも否定され、画像所見も健常人でもよくみられ、保存的治療でも治り、手術をしてもよくならないことがある。(私のHPのトップを参照)

これだけの証拠があってもなお、神経根性疼痛を支持する理由はなになんだろうか。

唯一、手術をしたらケロっと治ることがあるからだ。しかしまた再発することが多いのだが。

手術は最大のプラセボだ。間違った情報を患者に与えておいて、大掛かりな舞台を作って行うのだから最大の効果なんだろう。

痛みの治療はどんなものであれプラセボは欠かせないものだ。脳の認知に関するものだから。

しかし、専門家が間違った情報をいうのはいかがなものか。またプラセボ手術を保険で行うのはいかがなものか。

なぜ痛みが生じるか、なぜそれが慢性化、広範囲化するかは生理学でわかっている。

なぜこのようなことになったのだろうか。それを研究するのは興味ある。

神経根を圧迫するとその神経支配領域に痛み・しびれが生じるというのを神経根性疼痛という。

これは日露戦争の戦後(1911 年)にGoldthwaitがいったのが始まりと思われる。以来、この考えが綿々と続いているわけだ。

医師は仲間内の勉強をしているからだめなのだ。

脊椎外科医が生理学者(痛みの研究)、心身医学者の講演や本を読むことは少ないのだろう。

第一人者が言っていることだから、というわけもなく右へならへの風潮がある。

今、これを否定すると、ある病院は経営困難になるだろう。訴訟が多発するかもしれない。教授の権威がまるつぶれになる、今までの業績が無に帰する。だから絶対に言えないのだ。

そういうことで1割説なんだろう。

かといって、患者さんが犠牲になることもない。患者さんが自ら勉強して納得いく治療をうければいい。

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by junk_2004jp | 2015-07-24 13:28 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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