2015年 08月 14日

知らぬはお医者さんだけ

現在A病院で2回脊柱管手術をしたが良くならない人を4人診ている。

過去に1回手術の人も含めると何人みたことか。

「2回手術の人が当院でよくなった」というのを聞いて来院する人がいる。

調剤薬局の薬剤師を介して「〜さんはよくなったっていってるよ。」と聞いてくる人もいる。

患者さん同士の横の連絡があるのだ。

しかしこれだけ良くならないのによく反省しないで手術を続けているものだ。

理学療法士や看護師や調剤薬局の薬剤師はとっくに気付いているのではないだろうか。

患者さんは医師にはあまりいわないが、普段接することの多い上記の人には本音をいっているのだろう。

だいぶ以前になるが、やはり脊椎手術のB病院にかかっていた人が理学療法士から私の著書「トリガーポイントブロックで腰痛は治る」をこっそりと見せてもらったといって来院したことがある。

その人がいわく「待合室で知らない人から、ここでは治らないよ。」と言われたとのこと。

このように医師は聞く耳を持たない裸の王様のようだ。

それは私にも言えることで慢性の難治性疼痛を100%というつもりはない。そんな人はこの世にいない。なにしろ他人の脳活動なんだから。

私は現代の痛みの生理学に基づいて治療をしている。

日本臓器製薬

「医療関係の皆様へ」から入って登録するとみることができる。

「痛みのしくみとその歪み」〜痛みの慢性化理解のための10項目〜

植田弘師教授(国際疼痛学会役員)、柴田政彦教授、牛田享宏教授 監修

1)侵害受容とイオンチャネル
2)痛みと炎症
3)せき髄後角
4)痛みの弁別系と情動系
5)痛みを抑えるしくみ
6)痛みを強めるしくみ
7)可塑性とアロディニア
8)痛みと筋肉
9)痛みの調節障害
10)記憶と認知の歪み


このシリーズはまだ完結していないのだが、現在の痛みの生理学についてかなり詳しく動画で説明している。医療関係者は是非みてほしい。患者さんもみることができればいいのにと思う。

神経根の圧迫・絞扼について一言も述べられていない。

本では痛みの生理学者:熊澤孝朗著「痛みを知る」がいい。

私はこのようなもので勉強して、40年ほどの臨床経験をもとに説明、治療している。

ただ自分の思い込みだけを自信満々に解説しているサイトもあるが気をつけたほうがいい。

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神経根がヘルニアや脊柱管狭窄の圧迫によって痛みが生じるというならば、現代の生理学を否定して新たな学説を立てなければならない。全否定しなくても「それもあればこれもある」と言ってもいいのだがその場合はどうして区別するかを述べる必要がある。

私が逆の立場だったとして考えてみると

神経根部を慢性的に圧迫していると神経成長因子(NGF)か何かが放出されて先端部が痛覚過敏になることがある。

というような仮説を立ててそれを証明しなければならない。

このような仮説は現代の生理学では証明されていない。

証明されていなくても何でもありだという立場にたつのならそれはそれで結構なことだが、保険診療外でやってほしいものだ。

この問題のキーポイントはどんな方法でも治る可能性があるということだ。


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by junk_2004jp | 2015-08-14 01:21 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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