2015年 08月 26日

ヘルニア手術を回避

私は死ぬ時、トリガーポイントがヘルニアに意味ない治療の事を遺して、逝きます。あなたの治療は、軽度の腰痛の人にしか効かないです。早期に手術すれば良かった。


このようなコメントがありましたので、反論のため既出ですが再度かきます。

この方が私の患者だったかどうかはわかりません。近々ではそのような方は記憶にありません。

痛みのメカニズムが理解できない、不安が強い、このようなことが治療に差が出るものと思います。

もちろん治療者の態度、説明、技量も影響するでしょう。

また、家族とか勤務先の人の無理解、プレッシャーも悪材料です。

私は手術寸前の頚や腰の椎間板ヘルニアのせいだといわれている痛み・しびれの人を治療してきました。頚の場合は脊髄麻痺があれば手術が必要なことがあります。

決して軽度の腰痛だけではありません。

何度もいっていますが、ヘルニアが原因で痛みやしびれが出ることはありません。

世界的にもヘルニアの手術は激減しています。

腰ヘルニアで手術が必要なのは馬尾症候群です。これは麻痺で48時以内の手術が必要とされています。

元産婦人科教授が奥様の椎間板ヘルニアのせいだと言われている激痛を当院受診で治した例を紹介します。この事実はだれでもそに気になれば治療できるということです。

産婦人科の元教授ですからもちろん医師です。何が正しいかは本を読めば理解できます。

夜もほとんど眠れず痛みで七転八倒する状態。歩行も困難で日常生活に支障を来す。

9月頃,病院整形外科を診察、MRIで第4第5間の椎間板ヘルニアと診断され、姑息的療法か症状が強い場合は外科的手術を進められる。

薬物療法としてロキソニン服用するが効果は数時間。硬膜外ブロック効果は2〜3日間。残された神経根ブロックで効果がない場合は手術を決心。

現在も症状はあまり変化なし。
    
先日、先生の著書「トリガーポイントブロックで腰痛は治る」を拝読。先生の治療法にいたく感激する。


2カ月前に診察したAさんのご主人から経過のメールをいただきました。了解を得て記載します。

ご主人は外科系の医師です。TPBはたぶん初めてのご経験でしょう。私の著書には内科系の医師が奥様をTPBで治療したエピソードがでています。危険を伴う治療ではないので数回見学すればだれでもできます。

前略

女房の腰痛治療を受けた、Aの夫です。遅くなりましたが、その後の経過を報告いたします。結論的には、ほぼ完治したものと推察しております。

昨年11月4日、先生を初受信し、4日連続で治療を受けました。当日を含め1日2度、4日間の治療で、先生の言葉通り急激に症状が軽快しました。

それまでの腰痛、下肢の痺れ、高度の睡眠障害などの辛さを考えると天と地ほどの違いに驚き、手術をしなくてよかったと心から安堵したものです。

とくに、夜間に熟睡できたことが本人にとっては最大の効果であったようです。同時に、既成概念に囚われた私自身の医学知識の貧弱さにあきれ果てました。

本人は、1週間ほどの治療は覚悟していたようですが、自宅治療に自信がつき帰える気になった次第です。

とはいえ、当時、症状がすっかり消失し完治した訳ではなく、下肢の痺れや疼痛、臀部の痛みはしつこく残存し休み休み歩くのが精一杯のようでした。

拝見した先生の手技と先生から紹介された参考書(The Trigger Point Therapy Workbook, Your Self-Treatment Guide for Pain
Relief)をもとに、解剖書を見ながらキシロカイン局所注射をtrigger
point therapyと称し自己流に施術してみました。

最初の1週間ほどはほぼ連日1度注射し、次の2週間は2日に1度、次の2週間は2~3日に一度、次の4週間は3~4日に一度、と症状の軽減に伴い治療の間隔は長くなりました。

最初は近所の買い物に私に掴まって出歩くのが精一杯で、すぐに疲れて引き返す状態でした。

治療の効果で症状が緩和するに従い、次第に一人で外出できるまでになり、歩行距離も日を追って延長し、とうとう現在では一人で買い物や家事ができるようになりました。

現在、臀部の疼痛は消失し、わずかに左下肢の長母趾周辺に軽度の痺れを残す程度となりました。

ただ、時々、一方の脊柱起立筋の緊張を認め、此のときは脊柱の湾曲を認めますが、違和感を感じる程度で強い症状はないようです。

ここだけがちょっと心配しています。しかし生活には支障はありません。以上の経過から、ほぼ完治の状態かと推測しております。

私もやっと平穏な生活に戻れ、経過報告を記す余裕ができた次第で、報告が遅れましたこと、深くお詫びいたします。

あのとき、先生の著書に出会うことなく、手術に踏み切っていたらと思うと、ぞっとする思いです。先生には、女房ともども感謝の気持ちでいっぱいです。先生がこれからも元気で、腰痛患者の救世主として、元気で活躍されることを心から祈念しています。


次の症例は頚椎ヘルニアで手術をすすめられました。肩甲挙筋などのMPSです。よくなって仕事に復帰しているとのことです。

昨日は診察ありがとうございました。昨日は効いているものの違和感がだいぶあってよくわかりまでしたが、今朝からは7割良くなりもう三割という感じです。ありがとうございます。今後もう少し改善するのにまた治療をお願いする時は、何日間か日をあけなければいけないということはありますか、忙しいと思いますが、宜しくお願いします。

お世話になっております。今日の午後から仕事に出てみたのですが、机に向かうときの少し頭を下向きにする体勢で以前の痛みが発生しました。しかし、先生の治療で天井を向けるようになったのでストレッチで和らげられます。左の肩甲骨の右上の奥のような気がします。明日午前仕事してから、2時半までにそちらへ行くつもりです。忙しいと思いますが、宜しくお願いします。

お世話になっております。昨日もありがとうございました。少し残っているのは体育座りをしたときの首、肩甲骨の痛みなのがわかりました。少しずつ緩めようと思います。話は変わりますが、加茂先生にみてもらうまでに、ネットでいろんな体験談を教えてもらい あちこちの病院で診察してもらいましたが一ヶ所ネットに上げたままになっているサイトがあります。そこは手術を推薦するイメージなので私の話はすごくびっくりさせるかもしれませんが、皆さんにお世話になったので、仕事を初めて一週間頃の状態が確定できればお知らせしようと思っています。今年はどうもありがとうございました。来年も宜しくお願いします。

お世話になっております。痛みが残っている左の首の後ろと肩甲骨は少しずつですが良くなっている気がします。ストレッチとトリガーポイントを圧したりしています。最近毎朝起床時に首が張っているのが気になります。枕はバスタオル四枚で高さを合わせているつもりです。あといままで痛みがなかった右側が少しずつ痛くなりましたが、痛む場所が移動するという話があったと思うので気にしないようにと思います。今後、週の真ん中で休んで加茂先生の治療を受けたいと思っており、明日もよろしくお願いします。

首から肩甲骨にかけてのしびれが、10から3になりましたが、5月から仕事がきつくなるため、自分だけでのリハビリでは間に合わないかもと思い、今日夕方伺おうと思います。先生のブログでリハビリがんばれます。よろしくお願いします。



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by junk_2004jp | 2015-08-26 13:18 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(4)
Commented by TAKA at 2015-08-26 23:44 x
手術を受けて良くなった人もいれば、その反対も然り。
また、手術を受けて良くならなかった人が、保存療法(TPB含む)で良くなる人もいる。

こうした事例が多くあるからこそ、患者さんは混乱するわけです。

いっそのこと、大々的な実験手術でもしたらどうですかね。
ヘルニアを切除する寸前まで行ったグループ(ヘルニアはそのまま残す)と
ヘルニアを切除したグループとの改善例を比べるのです。

もちろん、患者さんにはどちらの場合もヘルニアは取り除きましたよ(手術は成功しました)と伝える。

これで、ヘルニア切除組に明らかな改善例が見られたら手術は有効とする。
反対に、ヘルニアを残したにもかかわらず、良くなったと答えた患者が多ければ手術は無効とする。

私の予想では、統計を取る分母数が多くなればなるほど同じくらいの数字になるような気がするんですけどね。
結局、切っても切らなくても同じだったと。

ここまでやらないと近視眼的なものの見方しかできない人には正論は通じないと思います。
恨みつらみを吐き続けるだけの人には健全な議論は不可能ですからね。
Commented by 前田 at 2015-08-29 09:07 x
http://www.nanbyo-study.jp/?page_id=1006

http://www.nanbyo-study.jp/?page_id=1194

↑この整形外科医の理論に反論できますか?
 椎間孔で狭窄されると痛みや痺れが起きることを証明してます。
↓先生のことを遠回しに批判してますよ。

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追信:異所発火説に疑問を抱いているのはもちろん私だけではない。
ただ、ある者はこの疑問を利用して整形外科の権威を落とし、自分の疼痛理論が正しいと主張し、
自分勝手な治療法を打ち立ててネットに流している医師もいる。
トリガーポイント注射がそれに当たる。
彼らにも生活があり威信が必要であろうから、頭ごなしに否定はしない。
だが、いろいろと疼痛の原理が解明されてきた現在、もう少し新事実を勉強し、
言い過ぎてしまった自論を少しずつ修正していってほしいと心から願っている。
少しずつでいい。
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Commented by junk_2004jp at 2015-08-29 14:00
情報ありがとうございます。

膨大なので全部読めませんが、自分でいっていますね。「世界の脊椎外科学会をゆるがす大間違い」

「神経損傷」という言葉を使っていますが、神経を損傷するということは「麻痺」が起きるということです。

「異所性発火」なら、神経根から生じた痛みの信号が脳に向かう。脳はそれが「神経根から生じたのではなく神経の先端部から起きている」と誤認しているわけです。

それなら圧痛点をどう説明するのでしょうか。

筋筋膜性疼痛症候群の診断基準がありますがそれを否定する根拠は?

>彼らにも生活があり威信が必要であろうから、頭ごなしに否定はしない。だが、いろいろと疼痛の原理が解明されてきた現在、もう少し新事実を勉強し、言い過ぎてしまった自論を少しずつ修正していってほしいと心から願っている。少しずつでいい。

そっくりそのままお返しする。

>腰椎椎間板ヘルニアの主原因は神経根に加わる張力であり、ヘルニアは「あってもなくても無関係に起こる」ということが新知見です。そして症状の主体はヘルニアによって押されている部分ではなく、後根神経節の炎症であるという新知見です。

後根神経節が炎症を起こす原因は?・・・・「神経に張力がある人はヘルニアがわずかでも痛みが出ますし、ヘルニアがなくても痛みが出ます。神経の張力が高いという病態が主原因であり、ヘルニアはその張力を高める一つの手段でしかありません。」

この理論こそ奇想天外、神経に張力が加わると神経根に炎症が起きる?
自己免疫疾患ですか?


何が何でもヘルニアを絡ませたいのですね。

筋肉が痛みの原因であっては困る。中枢性感作などどうでもいいというわけです。

ヘルニアや脊柱管狭窄があっても痛くない人が大勢いる、手術してもしなくても結果は変わらない。

世界的にはヘルニアの手術は激減している。

慢性痛は複雑系、生物・心理・社会的疼痛症候群と言われています。

痛みの原因を知っただけで良くなるひともいます。

痛みの生理学を勉強していただきたい。
Commented at 2015-08-31 14:22
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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