2015年 11月 01日

時代は変わりつつあります。今が潮目です。

我が国の痛みの診療は先進諸国よりかなり遅れている(20年ぐらい?)と言われていますが、徐々に変わりつつあります。今がちょうど潮目でしょう。

痛みは老化変性が原因、神経の圧迫、絞扼が痛みやしびれの原因(腰椎の老化変性が腰や下肢の痛みの原因、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が痛みやしびれの原因、関節軟骨や半月板や腱板の老化や変性が痛みの原因)という医学は間違っていました。

私もこのような医学を学んでそれを信じていたのです。だからそのように言っている医師の気持ちはわかります。

医師の説明、画像を見せられることによって、ますます鮮明に痛みを洗脳される可能性があります。

この仕事を40年もやっていて、まだそれが分からない医師がいるのなら、この仕事に向いていないのでしょう。

10月31日に御茶ノ水で行われた「難治性疼痛・慢性の痛み 市民公開講座&交流会」の模様がFace Bookに発表されましたのでそれを引用させていただきます。

難治性疼痛についての公開講座に参加してきました。

日本の、「痛み」,特に3ヶ月以上続く首や腰などの痛みに対しての治療は痛みの治療先進国より実際50年遅れていると知りました。

投薬、理学療法などについて一般の方にもわかりやすい内容でとても有意義な講演会だったと思います。

個人的には今後、「脳」や「筋肉・筋膜」にフォーカスされた治療がどんどん普及していくことを願っています。

1つだけ言えるのは、痛くても体を動かす意識は絶対に捨ててはいけないこと。痛い場所ではない部位を動かすことによって、体全身に効果があることがわかっているようです。

整形外科を受診して絶望する患者さんが多い中、「動く」という意識、行動は希望をもたらします。

ちなみに、以前から載せていますが、○○ヘルニアとか狭窄症とか変形性○○関節症は痛みの原因にはならないようです。


b0052170_225140.jpg




b0052170_2281228.jpg

b0052170_2285363.jpg

b0052170_2292747.jpg


痛みは組織損傷の警告として発生します。

急性期は「組織損傷の治療」+「痛みの治療」

組織損傷の原因は
①打撲、捻挫、切創など、一過性の大きな外力。
②生活習慣、労働、スポーツなど繰り返される外力。

損傷の程度は微小なものから骨折など大きなものまでさまざま。微小な損傷は検査をしても見つからない。

「組織損傷の治療」と「痛みの治療」は別のものとしてそれぞれに対して行うべきで、「組織損傷」が治癒しても痛みが続くことがある。(慢性痛)

慢性痛は警告としての意味がなくなった病的な痛み。これは末梢性・中枢性感作によっておこる。ストレスや天候に影響。睡眠障害、苦悩。痛みそのものが治療の対象。

もともと「不安脳」「抑うつ脳」などの場合は急性期より慢性痛のような状況を呈することがある。

痛みは慢性化、広範囲化する可能性があるので速やかに止めること。

慢性痛に対しては認知行動療法を主体としていろいろな方法をとって対応。





[PR]

by junk_2004jp | 2015-11-01 22:22 | 痛みの生理学 | Comments(3)
Commented by 藤井 at 2015-11-04 10:35 x
なぜあなただけが極端に手術を否定してるんでしょうか。
北原さんは手術否定してないですよ。
便乗したらダメですよ。
Commented by junk_2004jp at 2015-11-04 18:10
どんな時に手術が必要なのか北原先生に聞いてください。
Commented by 薬缶頭 at 2015-11-08 23:14 x
先生こんばんは。予告しながら、受診する時間を失ってしまいました。申し訳ございません。
先生のブログは総じて分かりやすいですよね。あらゆる場面を充分意識しておられるからでしょう。
新しい意見を (実は昔から一貫しており、最近それがきちんと証明整理されてきた) 主張するする、殊にそれを先頭に立って正々堂々と主張する、公で声を上げる。これは大変勇気と度胸のいることですよね。
ブログは不特定多数の方が読んでいらっしゃる。
その中には、先生の文意を全く理解しようとはせず、書かれた一部の単語にイチャモンを付けたり、文章の一部を取り上げて、揚げ足を取ることに心力注ぎ、自らの成果を誇示してみせる、或いは自らを正当化する。そんな方達がおいでになりますね。
何年経っても、ここでの論争はいつも同じ内容。いい加減にイチャモン派はちったぁ頭使って、先生が反論できないような、深い話を書いてきませんか?
貴方達が無駄な時間を過ごしている間にも、生理学はどんどん新しくなり、それを正確に見直し、新しい観点で今起きていることの全体構造をキチンと把握整理、理解して、本来の医学を実践しようとしている医療関係者が確実に増えてきているのですよ。
欧米から取り残されて20年。正に「今が潮目」なんです。
それを理解できない、医療関係者、行政の保険に関わる役人ども、民間保険会社の情けない社員達、好い加減に「気付き」をして勉強し直してはどうでしょう?
足下をもっとよく観てご覧なさい。何故素朴な疑問が浮かばないのでしょう?

何も難しいことを言っているわけではありません。
今起きている事そのものを、キチンと説明しているだけです。何故素直になれないのでしょう?
どうしてそこに難しい屁理屈を言わねばならないのでしょう?

加茂先生は真っ直ぐに素直なことを言い続けているだけです。
それが何故理解できないのか、似非理屈屋さんのごねるのが、理解できない。

すでに事は動き始めています。やっとではありますが、多くの方の努力が実を結び、
正しい方向に、舵を取ろうとしています。

いちゃもん派の人達、一般人も医療関係者も、
今一度初心にかえって、素朴な疑問を持って下さい。

加茂先生が積み上げてきたものが、きっと素直な気持ちで受け入れられると思います。


 


<< トリガーポイントブロックは青い...      慢性腰痛は「医療者の言葉」が原... >>