2015年 11月 14日
① 以前は神経が切断されたとき(幻肢痛)やヘルペスウィルスによる帯状疱疹後神経痛を神経因性疼痛と言っていました。慢性疼痛という概念は一般的ではありませんでした。 ② 痛みの悪循環によって痛みが続くと C線維の先端についているポリモーダル受容器が過敏になってきます。つまりより感度のよいマイクになるのです。受容器についている受容体の数が増える。神経の先端が伸びて体表に近づく。熱刺激受容体が過敏になる。これを末梢性感作といいます。 現在では①②を合わせて神経障害性疼痛といっているようです。 痛みの悪循環が続くと痛みの認知システム(火災報知器)そのものが過敏になってしまうのです。 ケガ→炎症→炎症性疼痛(侵害受容性疼痛)・・・急性痛 炎症が治まったあと(約3ヶ月)も痛みが続くことがあります。それが神経障害性疼痛=慢性疼痛なのです。 神経障害性疼痛を椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の神経を圧迫した痛みと誤解していることがあります。気をつけてください。 とにかく痛みが続くということはろくなことがないのです。早急に止めるべきなのです。 歪んでしまった痛みの認知システムを治すのが難しいのです。 新しい認知システムを構築する。新しい学習をする。(認知行動療法)(瞑想) 急性痛のうちに痛みを取ってしまうことです。 次は若園さんのフェースブックから 【慢性の痛み対策を進めましょう!】
by junk_2004jp
| 2015-11-14 02:52
| 慢性痛
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