2015年 11月 19日

医者と患者と保険者は知識を共有しない限り保険治療は困難

医者と患者、保険者が知識を共有しないかぎり保険治療がうまくいかない。

昔は医者だけが知識を独り占めしていたが、いまではネットがあるので誰でも簡単に知識を得ることができる。

最終的には患者が治療法を選択するのは当たり前のことだが、正しい知識がないとそれができない。

ネットで流れるいろいろな情報のどれが正しいのか判断に迷うことだろう。

とくに「痛み」という目に見えない、計測できないものならなおさらだ。

以前にも紹介したが、日本臓器株式会社が提供する「痛みのしくみとその歪み」ー痛みの慢性化理解のための10項目ーこの動画コンテンツが最強だ。

「医療関係の皆様へ」から入ることができる。痛みに関係する医療関係の皆様は必見だ。

患者もみることができたらいいのにといつも思っている。

臨床医学は生理学が基本だ。

簡単に説明すると、

痛みは怪我(組織損傷)によって起きる。痛みは悪循環する。

脳せき髄には「痛みを抑えるしくみ」と「痛みを強めるしくみ」がある。

痛みの電気信号が脳せき髄に繰り返し入力し続けると「痛み抑えるしくみ」は弱まり「強めるしくみ」が強くなる。そして新しいネットワークが完成してしまう。(可塑的変化)(慢性痛)

脳せき髄にたくさんあるグリア細胞はいままでは神経線維を支えたり栄養を与えたりする役割と思われていたが、痛みの広がりや慢性化にとても関係していることがわかってきた。

痛みに敏感なネットワークが出来上がると、それを崩すことは困難となる。

ネットワークができる前になんとか入力を止めてしまうことだ。

認知のネットワークが次第に壊れていくのが「認知症」

痛みのネットワークが作られたのが「慢性痛」

つまり慢性の痛みは「逆・認知症」なのだ。

痛くで歩行困難だった人が認知症になり、遠い町で見つかった。

痛み敏感ネットワークだけが認知症になればいいのだが、そんなわけにいかない。

出来上がってしまったネットワークをどうすればいいか。

鍼やTPBだけで崩すことができればいいが。あるいはコントロールできればいいが。

認知行動療法、理学療法、心理療法、ヨガ、瞑想などを組み合わせて新しいネットワークを作り変える。

薬物(抗鬱薬、抗てんかん薬、抗不安薬、リリカ、トラマール、トラムセット、ワントラム、ノルスパンテープなど)を使ってコントロールする。

薬物に対してはいろいろな意見があるが、最後の選択肢としている人も多いと思うので発言は慎重に。

このような方法をどう組み合わせて「私の慢性痛」を管理するか。それは患者さんが決めることだ。

タイのピッサマイさんは噛み付いて70円で治してくれる。http://junk2004.exblog.jp/24791059/


慢性痛になりやすいリスキーな脳や環境があることは容易に想像できる。

不安脳、抑うつ脳、完全主義、とらわれ、アダルトチィルドレン、ストレス環境、医者の間違った診断。脊損、パーキンソン、甲状腺機能低下症。

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by junk_2004jp | 2015-11-19 03:09 | 痛みの生理学 | Comments(1)
Commented by カミツレ at 2015-11-21 19:30 x
痛みを持つ人のための掲示板を作りました。
よかったら患者さん書き込みしてください。
http://bluebird5555.bbs.fc2.com/


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