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心療整形外科

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2016年 04月 11日

入院患者さんから

今回の入院生活の最後に「怒りを閉じ込めるのでなく、あるがままに。。。」ということを「腰痛は怒りである」から学びました。大事な言葉の意味がやっと解ったような気がしました。

今回お借りしました図書「あるがままに生きる」と「腰痛は脳の勘違いだった」「痛みを知る」のどれもが理解を深める良いきっかけになりました。自分自身で「気付くこと」は簡単なようで難しいことなのかもしれません。

活動的に行動することで「病気に捕らわれない」という事も改めまして病院で働かれる皆さんから教えられました。

日常生活では面識の無い世代の主婦の方々との付き合いも今後の人付き合いで活かせればと思いますが、しばらくは未だ気が置けない同世代の中から臆せずに人付き合いを広めていきたいと考えています。

入院生活は思いがけず、とても貴重な社会勉強になりました。この病気にならないと私には分からないままだった事が多かったのではないかと思います。まだ私の不安と痛みは解けていませんが、「自分で治す事」を一番に病院の皆様に頼り過ぎないよう心がけます。


どうして痛みがおきるのか、なぜそれが長引くのか、それをどうしたらいいのか、そういうことを学ぶべきなのです。

多くの医師は保険診療の書類、診断書などいろいろな雑用が多く時間がありません。(言い訳^^;)

入院中はこのような本を読んだり、患者さん同士で話したり、スタッフと話したりして何かを掴んでもらえばいいと思います。

痛み、特に慢性的な痛みは特異的疾患を除いて皆同じことです。

痛みの特異的疾患とは「悪性腫瘍、感染症、リウマチ・痛風」、画像診断、血液診断で除外。

腰痛の85%は原因不明ということを聞きますが、私はそう思いません。原因不明と思っている人は治療ができません。

痛みの原因として「椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症によ神経圧迫」は間違いです。

軟骨、半月板、椎間板、腱板などの老化、変性は痛みの原因ではありません。

痛みの起きるメカニズムを勉強してください。これはかなり詳しく分かっています。

痛みを認知して反応する脳科学を知ってください。これは機能MRIの発展でいろいろ分かってきたというところでしょう。しかし昔から経験として心身医学(心理・社会的)の重要性は知られていました。

今の医学に何ができるのか、医師をどう利用すべきなのか知ってください。




by junk_2004jp | 2016-04-11 01:54


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