心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2016年 05月 09日

「痛みの駆け込み寺」より「いつでもどこでも簡単に痛みの治療」

家庭医や総合診療医が簡単に痛みの治療ができることが慢性痛を防ぐキーポイントになる。

痛みは国民性や宗教観、あるいは医療保健制度とも関係があるように思う。だから他国のエビデンスをそのまま持ってきても日本ではどうかと思う。

b0052170_1721240.gif


この説明は間違いでしょう。

特異的⚪️痛とは病理学上の問題で「悪性腫瘍、感染症、リウマチ、痛風」。画像診断はこれらの有無をみるもの。

そもそも椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が腰痛の原因にすることはできない。

特異的でない痛み=非特異的⚪️痛とは上記以外が原因となった痛み=外力がきっかけとなった痛み。

骨折は特異的な痛みではない。損傷が画像でわかるだけだ。

痛みの治療と損傷の治療は別の問題です。

b0052170_1894165.jpg


整形外科医はBを治療すると痛みが治ると思い込んでいる。

ペイン医も整形医の延長上の思考で伝統的に神経根、硬膜外、星状神経節を標的とする。

慢性化すると脳の認知に問題が生じるのだが、心療内科医の登場となる。もっとも最初より不安、うつがある場合は痛みの閾値が低く(痛みに超過敏)はわずかな外力(環境変化)で痛みが生じることがある。

整形外科医、ペイン医、心療内科医がそれぞれ独自の小さない視野の望遠鏡で痛み患者を診ている。

総合医が一人で全部をこなせばいよ。複雑な骨折の修復は整形外科医に頼む。

痛みの治療のキーポイントは「旬をのがすな」だ。痛くない方法で除痛してやることだ。急性痛を治すのは簡単だけれど、慢性化すると困難になることが多い。

レントゲンやMRIの所見で患者の不安を煽る診断は百害あって一利なし。

[PR]

by junk_2004jp | 2016-05-09 18:38 | 痛みの生理学 | Comments(0)


<< 脊椎外科医の誤診      過敏になったポリモーダルを探せ! >>