心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2005年 04月 25日

圧痛点

筋骨格系の痛みを訴える患者さんはほぼ100%に圧痛点があります。私は右拇指でそれを探ります。探り当てたときは手応えがあります。押さえる方向によって微妙に感触が違います。

圧痛点が筋骨格系の痛みの唯一の他覚的所見といってもよいとさえ思います。圧痛点があるということは筋筋膜性疼痛症候群(MPS)であるということです。(骨折、感染症など特殊な場合は除く)

圧痛点はその部分が痛覚過敏になっているということです。このことを、たとえば、神経根由来、神経根障害、神経根性疼痛、神経根症状、神経根の異所性発火・・・等々の表現では生理学的に説明できません。

圧痛点を椎間板性、椎間板由来、椎間板の関連痛などという言葉で説明できないのです。

圧痛点を椎間関節性、椎間関節由来、椎間関節の関連痛などという言葉で説明できないのです。

圧痛点はどこに出来ていようが(頚でも、腰でも、腕でも下肢でも)、そのメカニズムは同じです。それは体中どこに蕁麻疹ができていようが、蕁麻疹にかわりがないのと同じことです。

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)=緊張性筋炎症候群(TMS)学者によって表現が違うだけで同じことと思っています。

妻は圧痛点が出来ますが蕁麻疹はでません。私は圧痛点は出来にくいですが蕁麻疹はでやすいです。いずれも、構造的な問題ではなく心理・社会的なパターン化した生理学的な反応なのです。

なぜ、圧痛点が出来るのか、どうしたら早く圧痛点が消えるのかを研究すればいいのです。
圧痛点はレントゲンやMRIで写りません。だから医者は分からないのです。写っていることで痛みを説明しようとするから、うまくいかないのです。トンチンカンな説明になっていることが多いのです(しかし患者さんは見抜けないですね)。
[PR]

by junk_2004jp | 2005-04-25 02:35 | 慢性痛 | Comments(3)
Commented by chokoring at 2005-04-25 13:29 x
MPSを理解してないのは鍼灸師も同じことです。
だからこのようになるのでしょう。
朝日新聞より、成人の4割強が筋、関節、骨に痛み
ご覧になってください。
Commented by junk_2004jp at 2005-04-25 18:06
MPSに関して、啓蒙や研究、教育が必用ですね。
Commented by keisyan at 2005-04-26 07:40
>なぜ、圧痛点が出来るのか、
これ、解明は難しそう(^^ゞ 特に慢性になるとカラダについた癖なんだからね。

>どうしたら早く圧痛点が消えるのかを研究すればいいのです。
自分で簡単にできる方法があればいいね!そうなると治療者は困るか^_^;


<< 急性腰痛症(ぎっくり腰)      ジャンプサイン >>