2016年 06月 22日

ポリモーダル受容器は案外浅いところにあります。

私(整形外科医)はバネ指、アキレス腱断裂、鎖骨骨折、足首、下腿、前腕の骨折などの手術は局所麻酔でやっていました。

だからどこに痛みのセンサー(ポリモーダル受容器)が多くあるのか経験的に分かっています。

圧倒的に皮膚(皮下)にあります。

皮下に局所麻酔を打てばそれだけで筋膜を切って、筋肉を鈍的に分けて骨に達することができます。骨にドリルで穴を開けることもできます。

アキレス腱はパラテノンというゼリー状のものに覆われています。それもとくに局麻が必要ではありません。腱を縫合するのにも局麻が必要ではありません。

局所麻酔を使って小手術をしてきた整形外科医ならこのへんのところは分かっていただけると思います。

C線維の先端についている痛みセンサー(ポリモーダル受容器)は体中どこにでもありますが、皮膚(皮下)にそのほとんどがあるのでしょう。

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ここで生じた痛み刺激を電気信号に変換して脳に達します。

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その電気信号を脳が過去のいろいろな体験などを参考にして読み解いて反応しているのです。

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多くの急性痛はすぐにでも解決できます。ポリモーダルに介入してやればその場で解決します。

慢性化は脳が痛覚過敏になってしまう状態です。(中枢性感作、下行性疼痛抑制系の機能低下)

その場合でもポリモーダルに注射をしてやるとほとんどの場合すぐに効果がわかります。

今日もたくさんの方を治療しましたが、すべてこの注射針を使いました。

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12mmぐらいの30ゲージの針で十分です。

ヘルニアといわれて辛い痛みのひと、肩痛、腕のしびれ、耳鳴り・・・・・

私の外来はベッドが4つあります。

忙しいときは野戦病院のようです。多くの患者さんは痛い部位が複数あります。

骨折の有無以外はレントゲンを撮りません。

駐車場も狭いですから、さっさと治療しないと大変なんです。

まるで痛みのドンキホーテか百円ショップです。

数をこなさないと経営できない。

痛みの悪循環をいかに早く止めるか。

慢性化した痛みをどうするか。

脳ー身体関係 mindーbody relationship (心身症) functional somatic disease(機能的身体疾患)

慢性化すると痛み以外に睡眠障害、夜間頻尿、ドライアイ、口渇、しびれ、便秘・下痢など。

生物・心理・社会的疼痛症候群

もともと不安障害、うつ状態があれば初期より慢性痛のような状態となります。

ポリモーダルと大脳皮質前頭前野をむすぶルートへの有効な介入をどうするか。

痛みをとって動かすことにつきます。(認知行動療法)

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http://logmi.jp/11687


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by junk_2004jp | 2016-06-22 19:09 | MPS | Comments(0)


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