2016年 09月 15日

ジストニア?筋硬症?筋筋膜性疼痛症候群?

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Aさん(70歳代)は数年前から両方の手の指先がチクチク痛くしびれています。
写真のようにほとんどの指が十分に伸展しません。

長年自営で建設業をやっていました。

コンクリートを粉砕する機械(昔はよく見かけました。ダダダダと振動する、なんという名前なんでしょうか)をよく使ったとのことです。

その後遺症なんでしょう。

以前にも同じ症例をみたことがあります。

そのほかでは板前さんの包丁。

ドライブ好きの高齢者のハンドル握り。

荷物の仕分けの女性。

前腕の指の屈筋群に圧痛あり、指の小さな筋にも圧痛あり。

30G(ゲージ)注射針で圧痛点にごくわずかな局麻剤で注射しました。

4日後、少し良くなってきたとのことでした。

職業性の一種のDystonia(ジストニア)

Myogelosis(筋硬症)

Myofascial pain syndrome(筋筋膜性疼痛症候群)

病名は以上のようなものが思いつきます。

行った治療と病名の関係について保険者が理解できるものにすることです(笑)。

手根管症候群といわれている症例がありました。

朝方とくに指がこわばるのでリウマチと診断されている症例がありました。

職業歴を聞く、前腕の圧痛点を調べることが重要です。

肩や首が前方に出たり、骨盤が傾いたりするのもこれと同じことだと思います。



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by junk_2004jp | 2016-09-15 19:53 | 慢性痛 | Comments(3)
Commented by 国松 at 2016-09-15 22:03 x
> ダダダダ
     其の機械の名称は、大阪では「斫り     (はつり)」と 呼びます。
    あの やかましい機械のことですね
             m(___)m
Commented by ヒロユキ at 2016-09-16 23:45 x
こんばんわ。

林業(チェーンソーをよく使う作業)や建設業(掘削機の作業)の人達は一昔前は『ハクロウ病』が労災認定されていました。
線引きは難しいかなと考えます。

いまだに整形外科医は仮説の神経根圧迫疼痛説を引き合いに出して患者さんに痛みの説明をしていますね。
レントゲンに異常がなければ、痛みの原因が解らないそうです。あげくに必殺口技『お年ですから…』

痛みのメカニズムや患者さんと対話が出来ず向き合わない医師や意義ある手術をしない、多くの医師はそろそろ認めた方が良いです。『医師は不正請求しか出来ないゲスの極み、しかし権力を持っている詐欺師達ばかりなんです。』とね。
Commented by junk_2004jp at 2016-09-17 23:47
全くその通りで、はずかしいかぎりです。ほかの分野は伸びているのに。いまだに神経圧迫、老化が痛みの原因だといっている専門医が多いですね。


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