心療整形外科

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2005年 05月 08日

圧痛点

ヘルニアにしても梨状筋症候群(上肢の場合は斜角筋症候群、胸郭出口症候群)にしても、痛みを感じている下肢そのものに痛みの原因があるのではなくて、神経繊維の上流のほうにあるのだといっているのです。(私ではなく、それが原因だと主張する人は)

痛みのある大腿や下腿には実際は何の異常もないのだが、そこへ行っている神経繊維が上流でトラブッているので、脳が大腿や下腿に痛みを認知しているのだといっているのです。

そうならば、大腿や下腿には圧痛点がないはずです。ところが実際には圧痛点があります。この圧痛点をどう説明できるのでしょうか。

上流でトラブッている神経繊維は、その神経繊維に沿って圧痛点があるという説明を聞くかと思いますが、この説明は生理学上意味不明なのです。通用しません。

圧痛点は実際にその場が痛覚が過敏になっているのです。そのメカニズムはいつもいっていることです。だから、圧痛点に局所麻酔を注射すると痛みは止まるのです。

早期の痛みならば1~数回で治癒しますが、不安神経症やうつ状態にともなう痛みや、慢性化した痛み(習慣化した痛み、海馬などに記憶された脳パターン)は配慮が必用です。

腰の深い筋肉の場合は圧痛点がはっきりしないことがありますが、私の経験では、ほとんどの人に圧痛点が多数みられます。

これは神経繊維が関与した病態ではなく、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)です。それは交感神経の緊張に関係していますから、生物・心理・社会的な病態です。
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by junk_2004jp | 2005-05-08 10:26 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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