心療整形外科

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2017年 09月 28日

バカな話だ!

当院の待合室では次のような会話が・・・

「私はX病院で手術をした。」

「私はY病院で」

「私はZ病院で」

同じ病院で2回手術している人もいれば、X病院、Y病院と2回した人もいる。

とにかく私はX、Y、Z病院で脊椎の手術をした人をたくさん診てきた。

その他の病院もあるが圧倒的にXYZ病院だ。

よくなるどころか悪化している。

患者さんは怒っている。そりゃそうだ、大金をかけて大きな期待で覚悟して手術をしたのだから。

こんな生理学的に何の根拠もない手術が野放しになっていることに腹が立つ。

湿布の枚数やトリガーポイントの回数にはいちゃもんつけるのに。

このような病院は淘汰されるべきなのに「腰痛治療で有名」なのはなぜなんだろうか。

痛みはどのように発生するのか。

なぜ慢性化するのか。

なぜ広がっていくのか。

こういう基礎的な知識があれば手術をしないはずなのだが。

専門医のくせに知らないから手術しているのだろう。

「慢性痛のガイドライン」が作られつつあると聞く。

正しい診断ができるきっかけになればいいのだが。

Aさん(70歳代、女性)の場合

整骨院で腰の牽引をしていた。

お尻から下肢にかけて痛くなった。

Y病院を受診、手術は順番待ちといわれた。

知人から「X病院ならすぐにしてくれる」と聞いてX病院受診。

黄色靭帯骨化症という診断。「頚と腰にある」「下肢が痛いのだから腰からしましょう。」

腰の黄色靭帯骨化の除去の手術を受けたが一向に治らない。

治るどころか私のところにきた時は線維筋痛症だった。

「手術は完璧、頚の方もしなければ」ということだったが。

黄色靭帯骨化や後縦靭帯骨化が痛みの原因になることは決してない。(無症候性)

症状を起こすとすれば脊髄圧迫による脊髄麻痺だ。

Bさん(60歳代、女性)の場合

X病院で脊柱管狭窄症という診断で手術を受けたが改善せず、Y病院に転医、そこではヘルニアという診断で手術を受けたが改善せず。

現在は線維筋痛症状態。



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by junk_2004jp | 2017-09-28 03:42 | Comments(0)


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