心療整形外科

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2017年 11月 09日

Fake(いんちき)診断「脊柱管狭窄症」

今日は午後休診で、雑誌「わかさ」のインタビューを受けた。

脊柱管狭窄症の自己治療に関することだった。

「脊柱管狭窄症」という間違った診断を受けてどれだけ多くの人が意味のない検査を受けて、間違った説明を受けて、間違った治療を受けて、治らない痛みに苦しんでいることだろうか。

今日の最後に診た患者は2年前より、腰痛、両下肢痛に悩ませられている。

診断は「脊柱管狭窄症」、「神経が*で挟まっている。手術をした方がいい。」と言われている。

もちろんこのような診断は間違っているのだが、それを短時間に説明することは困難な事が多い。

「わかさ」は脊柱管狭窄症は間違いだとは書けないだろうが、

痛みのメカニズム、痛みの悪循環、痛みの慢性化、痛みの広がりについて理解しやすい記事を書いてほしい。

この患者には圧痛点がいっぱいあった。

頚や上肢にもあり、「線維筋痛症」あるいは「広範囲な筋筋膜性疼痛症候群」といったところだ。どちらにしても治療法は同じ。

なぜ専門医がこのような基礎的知識を持っていないのだろうか。

患者が知識をもってFake(にせ、いんちき)診断に気がつくことだ。

「痛み、しびれ」と「麻痺」の区別ができない専門医(笑)。

これによって、患者は早期の痛み治療の絶好の時を逃してしまう。

手術を受けて、効果があったとしても数ヶ月のプラセボ効果、手術という外傷が加わることによって一層複雑になった痛みに悩まされる。



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by junk_2004jp | 2017-11-09 22:45 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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