2005年 06月 03日
Aさんは3月頃より、お尻~下肢にかけて痛くなりました。とくに朝、起きたときがつらい。「腰椎すべり症」と診断を受け、薬を飲んでいますがよくなりません。 Bさんは3月ごろ車を運転していて急に左肩に激痛が走りました。以来、動かすと痛い状態が続いています。肩板損傷の疑いがあると診断されたことがあります。 AさんもBさんも今日、診察にいらっしゃいました。お二人とも、インターネットをなさるとのことで、これを見ていることでしょう。 二人とも、圧痛点をブロックして、症状がなくなりました。「筋筋膜性疼痛症候群」だったのです。 ストレスが原因でスイッチonになったのですが、生じた生理的変化が終わらないのです。 待機電流が流れた状態にあって(ストレス状態)、スイッチがはいるのはちょっとしたことです。 このような方法(圧痛点ブロック)は生理的変化を修正するきっかけになります。なによりも患者さんは「そうだったのか!」と理解できます。 たぶん1回~数回の治療で治癒することでしょう。構造的な診断は痛みには無意味です(骨折など、感染症、悪性腫瘍を除いて)。 ストレスがなぜその場所を選ぶのかは不思議です。実にいろいろな場所に痛みを訴えていらっしゃるものです。
by junk_2004jp
| 2005-06-03 23:58
| 症例
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