心療整形外科

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2005年 06月 18日

慢性腰痛、広範囲にわたる疼痛、線維筋痛症の共通点は何か

線維筋痛症と広範囲にわたる疼痛は、ある程度人為的な分類である。研究者らは、さまざまな形の苦痛を、より包括的に理解し研究を進めるために分類する。しかし、これらの疾患が一続きのものであることを理解することが重要である。そしてこの論文に記載されている疼痛症侯群、すなわち線維筋痛症、広範囲にわたる慢性疼痛、慢性腰痛、および慢性頸部痛はいずれも、1つの別個の疾患を表しているわけではない。それらは症状の説明にすぎない。

つまり痛みのメカニズムという点からみれば区別がつかないということ。線維筋痛症はfibro-myalgiaを訳したものですが、何か特殊な筋線維の変化による痛みのように錯覚されるかもしれません。このネーミングはまずいです。多発筋痛症(poly-myalgia,multi-myalgia)といったほうがいいのでしょう。

慢性腰痛も慢性頚痛も慢性下肢痛も「一続き」のもので何も特殊なメカニズムを有しているのではありません。

どこそこのchronic-myalgia(慢性筋痛症)でいいのです。chronicは慢性のという意味です。このように病名を統一することで医師や患者さんの考え方が変わるものと思います。

chronic-myalgiaを手術をして治そうとは思わないでしょ!救われる人も多いことでしょう。
椎間板性だの根性だの、神経の癒着だのと痛みに「独特の理屈」をつけるために迷路になるのです。
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by junk_2004jp | 2005-06-18 00:56 | 慢性痛 | Comments(0)


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