心療整形外科

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2005年 06月 20日

いろいろ

MRIを受ける前に先生に質問してください。

「MRIで所見がない場合もあるのでしょうが、その時は何が原因だと思いますか?」

痛みやしびれの訴えに対してMRIは「骨折、悪性腫瘍、感染症はない」という除外診断の意味しかありません。

痛みやしびれに対してMRIで積極的な原因が分かるものではないのです。麻痺の場合ならば意味があります。脊髄や末梢神経が圧迫を受けていることが考えられるからです。

それで先の質問ですが、少なくともそれぐらいは前もって聞いて医師の実力を試されたらいいでしょう。高い検査を受けることですから。

「よかったですね。ヘルニアはないですよ。」
「それではこの痛みは何が原因でしょうか?」
「・・・・・」
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掲示板で「心気症」のことが話題になりましたが・・・

腰痛で整形外科を訪れて、カルテを開示したとき、このような病名の記載や印象の記載があったときはいやな気分になるでしょうね。だからカルテには真実は書けません。カルテはあくまでも保険請求のためのもの医療行為の記録簿です。
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脳脊髄液減少症

脳と脊髄の周囲を循環している脳脊髄液が漏れると脳の位置が下がり、頭痛やめまい、吐き気などの症状を起こす。髄液を採取した際などに発症する「低髄液圧症候群」が知られていたが、むち打ちや転倒時の衝撃などでも、髄液が漏出することがあると主張されるようになった。患者本人の血液を注射し、血液凝固で髄液が漏れた場所をふさぐ「ブラッドパッチ療法」が有効とされる。


慢性むちうち症の補償に関する訴訟でこのことが取り上げられているそうだが、こちらの方向で争うのは作戦上まずいかもしれない。

痛み、しびれなど形而上のことを形而下のものとして争うと相手に反証の機会を与え結局は泥沼化するか。

慢性むち打ちが皆そうであるわけでもないし、その治療をしても皆がよくなるわけでもない。
やはりfunctional somatic syndromeという方向から理論を展開したほうがよさそう。
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by junk_2004jp | 2005-06-20 01:36 | Comments(8)
Commented by elly_mylove at 2005-06-20 18:15
脳脊髄液減少症、・・・この病気、よくわからないんですけど、先生どう思われますか?
私はずっと、シドニーにいて治らないころは、この病気だと思い込んでいて(時期的に話題になったころだったので)帰国したら平塚の病院に検査にいくんだ、そうしてブラッドパッチを受けるんだ、と思いつめていました。
違うことがわかってから(というか、そういうこともあるかもしれないけれど他の治療で治ってから)日本にいたら、絶対治療を受けていて、治らない、治らないといっていたんじゃないかなあ。。。と複雑な思い出新聞記事を読んでいました。

症状は、むち打ちの慢性の人なら誰でも当てはまるような感じなのですよね。治療法も、劇的に効く人もいるけれど、気休めくらいの効果しかない人もいるし。他のちょっと変わった治療法と成果の面では大して変わらないような。。。。
見てくれる病院が少なすぎることと、医師がやる治療にしては効果が見えないことと、この病気を広めるにあたって宗教団体がからんだこととが、なんとなく不透明な感じがして、病名をみるたびに複雑になるんです。
Commented by junk_2004jp at 2005-06-20 18:56
私はこのことについてエリーさんより知識がないかもしれません。外国ではどうなんでしょうか。損保の調査員と話したことがあるのですが、成功率は??だそうです。よくならなかった人はどうしてなんだとなりますね。
Commented by elly_mylove at 2005-06-20 20:14
少なくともオーストラリアでは、この病気は認知されていないと思います。ブラッドパッチについて主治医に聞きましたが、まったく知らない、ということでした。

この病気について、最初にPRするサイトをつくられたのは慢性むち打ちの素人さんの患者さんですが、どうもHPの作り方が、私とは感性が合わないので(完治するにいたった闘病記の肝心な部分が有料で、結構高いのですよね。まあ、人それぞれだから批判してはいけないのかもしれないけれど)、それと、厚生省にこの病気を認知してほしいと運動したやり方が、さる宗教団体がバックにあって、まあ別にそれもいいのですけど、なんとなく、本当にそれが真実で科学的なものなら、もう少し違う啓蒙の仕方があったのでは、、、、、と思ってしまって・・・・。

今見てもらえる病院は非常に少なくて、全国から何ヶ月もまって、泊まり込みで治療をうけて。。。という状況で、治らなかったら、患者さんの費やす経済的負担はどうなんだろう、と思います。

Commented by elly_mylove at 2005-06-20 20:14
ADAPTの教授がおっしゃっていましたが、ペインマネジメントは常にコストパフォーマンスとの折り合いがとても大切で、それが患者さんの心理的治療にも役立つ、とおっしゃっていて、私もagreeなので。。。

もうちょっと、科学的に照明できないものか、と思います。
Commented by chokoring at 2005-06-20 22:30 x
東京の鍼灸マッサージ師です。
混乱させてしまいましたね。
申し訳ありません。
最近、繊維筋痛症やら、むずむず脚症候群やら、話題になっているタレントの奈美悦子さんの病気やら、
原因がはっきりしない症状が多いです。
私は自分の出来る硬結や圧痛をこまめに探っていく、治療と
患者さんの話をよく聞き、安心してもらえることを心がけて行きたいと思います。
近頃は、痛みに関しては、心身症と神経症の間にはっきりと線を引く必要も無いのではと感じています。
ブログとHP、毎日楽しみに見ています。
今後ともよろしくお願いいたします。


Commented by elly at 2005-06-20 23:17 x
chokoring さま、はじめまして。先生のおかげで混乱したのではないですよ。以前からこの病気についてそう思っていて、ちょうど話題になったのでコメントしただけです。
私自身のサイトにも、新聞記事の形でこの病気については出してもいますし・・・。ただ、治療の成果がとても不透明なのが気になっているんです。何しろむち打ちがなぜ長引くか、ということの証明がないものですから、こういう病気がありうる、という記事が出ると、私のように、これに違いない、とわらをもすがる気持ちで信じきってしまう患者さん沢山いると思うんですね。患者の心理として、原因がわからないと、気のせい、精神的に弱い、といわれがちになるのが、すごくつらいんですよ。
なんだかわからない病名で、もっともらしいと、それだと信じたくなるんです。でも、治療は効かないことが多い。。。。というのだと、かわいそうだ。。。と思ってしまって。

こちらこそよろしくお願いいたします。
Commented by junk_2004jp at 2005-06-20 23:55
>近頃は、痛みに関しては、心身症と神経症の間にはっきりと線を引く必要も無いのではと感じています。

そうですね。ただ、治療するほうからすれば、たとえば圧痛点ブロックが効くかという問題に対して、答えないといけないので。ある人は効くがある人は効かないということがあるのです。心身症レベルでは必ず効きます。効くから心身症だともいえるのです。治療的診断をする以外にははっきりしませんね。
Commented by teizui at 2005-06-23 00:37 x
ブラットパッチきく人きかない人がいて研究をしてほしいのでは。衝撃ゆえに髄液吸収型があるそうですし、その逆が正常圧水頭症?いつまでもこれらのおおぜいの人ほっとけないし。


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