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心療整形外科

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2020年 02月 17日

慢性の膝痛


80歳男性、4年前ごろから両膝痛、曲げ伸ばしが痛い。30分ぐらい歩くと痛みが強くなる。

昨年9月初診。月一回のペースで来院。

内側広筋、外側広筋、ハムストリング、内外側腓腹筋などの圧痛点に30ゲージの細い針で0.5%メピバカインを注射する。

よく屈伸をするように指導する。

本日7回目の来院、すっかり膝の痛みがなくなった。腰が痛いとのこと。

「膝と腰のレントゲンを撮ってみてください。」とのことでレントゲンを撮った。

私は骨折の疑いがないようなら、レントゲンは撮らない。

慢性の膝痛_b0052170_19004117.jpg
「レントゲンは年齢相応で特に問題はないですよ。よく動かしてください。」

慢性痛=筋痛なんです。なにも膝に限ったことではない。

簡単な除痛治療で動かすことです。そして自信をつけること。

慢性痛は不安と恐怖で中枢性過敏の状態です。

「軟骨がなくなっている。このままでは歩けなくなる。今のうちに人工関節にしたほうがいい。」なんて野暮なことはいわないことです。


by junk_2004jp | 2020-02-17 19:19 | 慢性痛


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