心療整形外科

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2005年 06月 27日

線維筋痛症

以前,アメリカの有名ペインクリニックの看護師に会う機会があり,「まだまだ診断基準も曖昧に思える線維筋痛症という病名を,なぜあなたたちは積極的に使うのか」と尋ねた。彼女から即座に返ってきた答えは「精神疾患では保険が下りないから」であった。

線維筋痛症と広範囲にわたる疼痛は、ある程度人為的な分類である。研究者らは、さまざまな形の苦痛を、より包括的に理解し研究を進めるために分類する。しかし、これらの疾患が一続きのものであることを理解することが重要である。そしてこの論文に記載されている疼痛症侯群、すなわち線維筋痛症、広範囲にわたる慢性疼痛、慢性腰痛、および慢性頸部痛はいずれも、1つの別個の疾患を表しているわけではない。それらは症状の説明にすぎない。

痛みを訴える患者さんの場合,精神的な背景をみると,うつの人が約4割,転換性障害の人が約2割です。高齢者の場合はうつの人が多く,若い人に転換性障害が多い傾向があるようです。痛みを訴える人には抗うつ薬をべースにした治療を行います。

線維筋痛症(flbromyalgia syndrome;FMS)は40~50歳前後の女性に多く(約85~90%は女性),両側性の僧帽筋,胸鎖乳突筋,大胸筋,大殿筋,大転子領域,膝内側など全身の激しい疼痛(飛び上がるほど痛い(jumping pain)を強く訴え,時に皮膚に触れるだけでも痛いアロデニァ症状もある。アメリカリウマチ学会(ACR)は1990年に診断基準として3か月以上持続する全身の痛みと図1のような18の圧痛点を提唱しており,このうち11以上認められれば線維筋痛症と診断できるとしている。
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それでは圧痛点が10個以下の場合はなんというのだろうか?また図の点と少しずれていたときはなんというのだろうか?圧痛点が11個の場合と8個の場合を比べると痛みのメカニズムは同じと考えるほうが無理がない。
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by junk_2004jp | 2005-06-27 00:32 | 慢性痛 | Comments(0)


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