心療整形外科

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2005年 07月 09日

非生産的な診療方法をやめるよう、医師を説得する一番良い方法は何だろうか。

調査団は、医療業界がより合理的な紹介パターンを採用し専門外科医への早期紹介を減らすことを推奨した。

なんとも皮肉な話ではないか!腰痛や下肢痛は脊椎の病気であることはとても少ないのです。圧迫骨折や悪性腫瘍や感染症などまれなものを除いて、筋筋膜性疼痛だからです。

なぜ専門外科医への早期紹介を減らすほうがいいのか?専門外科医の説明が不適当だからなのでしょう。

週刊文春7月14日号 :「腰痛はまずストレス封じから:現代人の痛いところを衝く1
   
                         大朏博善(科学ジャーナリスト)

つまり、これまで原因不明とされてきた腰痛には、”心因性の腰痛”が相当数含まれているという認識が主流になりつつある。


この「原因不明とされてきた腰痛」という言葉をいかに患者さんにかみ砕いて説明できるか・・・。

「私の腰痛はヘルニア(あるいは辷り症、脊柱管狭窄症など)があるので原因不明ではない」
「重いものを持ったのが原因で痛くなったので原因不明ではない」

医師は原因不明ということに抵抗があるのでたまたま見つかった構造的なことを原因と誤認しているだけなのです。

痛みの起きた引き金を原因と表現するのは医学的には?

”心因性の腰痛”があるのは当然知っているが、この患者の場合は心因性の腰痛ではなくて「ヘルニア」が原因です。専門家からはこのような言葉が聞こえてきそうです。

これをいかに説得するか・・・・。痛みとは何か、ということを根本的に議論しなければなりませんね。
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by junk_2004jp | 2005-07-09 17:41 | 慢性痛 | Comments(0)


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