2005年 09月 07日

注射「痛くない」と思えば痛み軽く…日米共同研究

注射される時に「痛くない」と強く思うと、痛みが軽くなる――。前もって痛みが小さいと思い込むと実際の痛みも和らげられることを、西宮協立脳神経外科病院(兵庫県西宮市)の小山哲男医師と米ウエークフォレスト大のロバート・コグヒル助教授らが脳活動の分析で確認した。6日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
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被験者の脳内の様子を特殊な装置で調べると、痛みが小さいと思い込むほど脳の快感や不快感をつかさどる部位の活動が低下していた。痛みを加えた後は、この部位の働きが小さいほど、体から痛みが伝わる部位の反応も鈍くなった。結果として「思いこみ」が痛みを感じる部位の反応を低下させていることがわかった。 (読売新聞) - 9月6日14時43分更新

ヤフーのトピックスより


これと関連して、Medical Tribuneの2005年5月26日の記事

痛みのリアリティーを構築するニューロン網:内側前頭前皮質が痛みを判別より

同博士らは「共変動領域に痛み回路だけでなく,記憶関連領域(視床,側頭葉内側,後帯状回,頭頂皮質下部など),注意関連領域(頭頂皮質下部),イメージ関連領域(頭頂皮質下部)が含まれていたことは興味深い。これらすべてが,リアリティーについての経験に影響を与えていると考えられる」と述べている。
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だから、画像診断でマイナスイメージを与えるべきではないのです。

それは、病態生理に関する事実無根の概念を患者に押しつけ、治療に携わる医師の私的見解を患者に披露する複雑な治療行為の1要素である。患者はこれらの診断によって永遠に変えられるが、良いほうに変えられることはあまりにも少ないと博士は主張した。
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痛みは脳の認知と反応なのです。指を切断するような大けがをした場合はあまり痛みがないようです。それよりも指先のちょっとした怪我や、腰痛のほうが痛みが強いものです。


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by junk_2004jp | 2005-09-07 14:20 | 痛みの生理学 | Comments(0)


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