心療整形外科

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2005年 09月 18日

腰椎ヘルニア診療ガイドラインについて

策定委員会の委員は1人を除き全て大学の先生であり、残る1人も国立病院の先生です。どうして開業医が入っていないのか非常に不自然な点です。・・・・策定委員会の委員に開業医が入らないのは保存療法軽視、手術優先につながりかねません。その結果内容で納得できない点がいくつかあります。・・・・・

次に、強い症状を呈するか病状が長期に及ぶ腰椎椎間板ヘルニアは10-30%が手術にいたる、としています。しかしこの数字は際立って多く、解説の中にも各国の統計が出ており、手術になるのは米国は日本の500分の1、英国は1000分の1としています。我々開業医からみて、10-30%は驚くべき数字です・・・

診療ガイドラインの作成方法を見ますと、英語・日本語の文献を検索し、論文の選択が行われます。策定委員会の委員に入っていなければ保存療法にとって有用な文献であっても採用されないことが考えられます。


これは腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドラインについてある整形外科の開業医が書いたものです。私も同感ですので無断で拝借しました。

全く使い物にならないガイドラインです。ヘルニアのガイドラインという発想そのものがおかしいのです。ヘルニアそのものが治療の対象になるということではないのですから。対象は痛みであり、痛みとヘルニアの因果関係が不明なのです。。馬尾症候群以外のヘルニアの麻痺を見たことがありますか?ヘルニアによる身体障害者を見たことがありますか?下肢が麻痺してしまった人を聞いたり見たりしたことがありますか。歴史上でも、世界に目を向けても私は見たことがないのです。


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by junk_2004jp | 2005-09-18 00:17 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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