心療整形外科

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2005年 11月 01日

痛み止め

痛みはなるべく早く治療(痛み止め)すべきなのです。山火事のようなものです。最初は一杯のバケツの水で消火できるものを、なるべく痛み止めは使いたくないとか、そのうち治るとかおっしゃいます。そのうちに消えるかもしれません。しかし消えないかもしれません。

初期はゴールデンタイムなのです。「痛み止め」という言葉が誤解を生むのでしょう。治療ではなくて、一時しのぎ、薬がきれたらまた痛み出す、というイメージがつきまといますから。また、安易に痛み止めに頼るなというムードもあります。

患者さんの意志を尊重しますから、そのような考え方の患者さんには、強くは注射や薬はすすめませんが、経過がよくなければ、ジンワリと説得します。

痛みはなるべく早く止めるべきだと生理学が教えています。痛みが続くと、末梢も中枢も痛覚過敏となり、長期増強、可塑性変容になることが分かっています。

たいていの方は説得に応じてくれますが、その効果はすぐにでます。そして、理解していただけます。

慢性痛になるとやっかいです。急性痛と慢性痛は連続したもので、はっきりとした境目はありません。

急性疼痛の治療により慢性疼痛の予防可能


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by junk_2004jp | 2005-11-01 08:32 | 痛みの生理学 | Comments(4)
Commented by elly at 2005-11-01 19:06 x
私が最初に受診したお医者さんは、なぜかあんまり痛み止めを出したがらない方だったんですよね。。理由はなんだったか、薀蓄がありましたけど。7,8年前だったから仕方ないか、と思っているのですが。
お医者様が使いたがらない、ということもあるように思うのですけど・・・。

アメリカで使われ始めた慢性痛の新薬が早く認可されることを待っています。まずは精神科から使い始めるタイプのお薬だと思うのですけど、日本では新薬認可って何年くらいかかるんですか?
Commented by junk_2004jp at 2005-11-01 19:52
「お薬、どうします?」「いりません」という人もかなりいます。むち打ちは怪我というイメージが強いですね。
「怪我?」+「痛み」なのですから、両方を治療すればいい。

当初より抗うつ薬がいいと思っても、納得されるまでつかいません。

7~8年ぐらいでしょうか。最近はリウマチの薬が承認されました。
Commented by elly at 2005-11-01 23:53 x
先生
ところで、お孫さんがもうおひとり誕生されたのですね。
おめでとうございます!
Commented by junk_2004jp at 2005-11-02 00:02
よそのお子さんですよ。


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