2005年 12月 03日

ある掲示板より

投稿者---*****(2005/12/03 17:40:41)
あなたがたは何かの宗教を信じてるんですか?癌とかこわいので 治らないのか?ヘルニアとかに怖いイメージなどないのだが・・・。ほんとに加茂氏の言うことが正しいのかねぇ。医師としてどうかな。素人よりひどいや。なんでも 心因性にしてください。インフルエンザ 怖いから かかるんだ なんていえば笑いものになるでしょうに。加茂医師にはぜひ笑いものになっていただきたいです。


これは明らかに名誉毀損ですね。訴えようかな^^。下のような問いかけに答えたものですが、ま、言い争う気にもなりませんが。どこから心因性がでてくるのでしょうか?侵害受容性疼痛だといっているのですが。何か宗教のにおいがしますか。

神経根ブロックをヘルニア由来のとこに今度 注射するが、それで痛みがとれたのならば どう説明つくのか。数回 神経根をやって 痛みが取れる期間があるのなら手術したほうが ベストであるとのこと。

下肢のある点Aから発した痛み信号が「B神経根」を通るのなら、B神経根をブロックすれば、A点の痛みは止まります。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_472.htm

腰椎椎間板ヘルニアについては,神経ブロックの適応を急性期および慢性期の下肢痛、急性期の腰痛とし、神経ブロック療法のRCTありが腰部硬膜外ブロック(有効率42~74%)、神経根ブロック(同27~80%)、RCTなしがトリガーポイント注射(同60~80%)、大腰筋筋溝ブロック(同50%)、椎間板内あるいはヘルニア腫瘤内加圧注入(同44~75%)で、追加されたのは経皮的髄核摘出術(同72%)、経皮的レーザー椎間板除圧術(同75~89%)であった。

効かなかったら、あみだくじがはずれたということです。A点でおきた痛み信号がB神経根を通らなかったということです。この生理学的に全く常識的なことをなぜか、多くの医師は次のように勘違いをしているのです。「B神経根をブロックしてA点の痛みが消えたのだから、原因はB神経根にあるのだ」


通過点であるということを主張したいのですか?どちらもいえることと思いますがねぇ。脳 B A そりゃ Bを経路ととるか 原因点ととるかでしょうが、ま どちらも正しいといえますね

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_222.htm

参考にしてください。神経根が原因で痛みがおきるということはありえないのです。「脱髄部および傷害された末梢神経の側芽と神経腫である。」もしあなたの神経根がこのような状態ならば、(ありえないのですが)それこそ手術をしても無駄です。このような状態を神経因性疼痛といいます。
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神経痛一般の発現機序

痛覚線維の生理的興奮は、その末梢の自由終末にある痛覚受容器(侵害受容器)が刺激されたときにみられる。

自由終末と脊髄を継ぐ部分からインパルスが発生することはめったにない。

痛覚受容器を介さずに神経線維からインパルスが発生することを異所性興奮という。異所性興奮を生じる可能性が高いのは、脱髄部および傷害された末梢神経の側芽と神経腫である。

神経根痛

脊髄後根を圧迫すると神経根痛(radicular pain)がでて、圧迫された後根の支配領域に痛みが走るとみられている。しかし、この考えは特別な場合にしか通用しない。たとえば、脱髄線維を含む脊髄後根への機械刺激は神経根痛を誘発するが、正常な脊髄神経根の圧迫は痛みを生じない。

実験動物の正常な脊髄後根を圧迫しても、痛みを伝える侵害受容線維を含めた求心性線維の持続的発射活動は誘発されない。しかし、あらかじめ傷害しておいた脊髄後根を機械刺激すると、持続的なスパイク発射が誘発される。

バルーンカテーテルを使って正常人の脊髄神経根を圧迫すると、錯感覚(paresthesia)と感覚鈍麻が誘発されるが痛みではない。正常な脊髄後根を牽引しても痛くない。しかし、傷害歴のある脊髄神経根を鑷子で圧迫したり、縫合糸をかけて牽引したりすると、特徴的な神経根痛が走る。

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以前にも、患者さんと思われるA氏とdebateしたことがありました。その方も理解していただけなかったのですが、

A氏が、ある整形外科医の掲示板でこのことを問うているのを、偶然に発見しました。ハンドルネームで検索したのかな・・・。

整形外科医の答え「後頭神経が筋肉の強い緊張で圧迫を受けると後頭神経痛が起こるように、神経が強く圧迫を受けると痛みが出てくるのは常識です。」というようなものでした。

A氏曰く「なるほど、よく分かりました。」

緊張型頭痛のことなのでしょうか・・・。自説を展開するのはお互いに自由です。何を信じるのも自由です。しかし、医師としての責任はあります。
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by junk_2004jp | 2005-12-03 21:31 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)


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