2005年 12月 05日

キーワードは「突然」、「激しい痛み」

それなら一体あの痛みはどこから来ていたのだろう。。

20数年の開業医生活で、突然、激しい痛みをしばしば診てきた。頚に限らず、腰、四肢、膝、肩。

印象深いからよく覚えている方ばかりだ。休日や夜間に往診に行ったこともある。しばらく入院した人もいる。お名前は忘れた方が多いがその顔々が脳裏に浮かぶ。

症例に書いたこの方もその一人だ。

腰の突然の激しい痛みで、金沢まで往診に行ったこともある。膝痛で金沢から来る人だったが。

開業したてのころ、頚の突然の激痛で入院された方がいた。私はそのころから、今ほど確信はなかったが今と同じように考えていた。親戚の人が無理矢理退院させて金沢医科大学病院へ連れて行かれたのを覚えている。無理からぬことだと思う。その方はあとで私のところへ舞い戻ってきて、ハッピーエンドになったのだが。今でも、ごくたまに家人を診せに連れてくることがある。

この方も激しい膝痛で歩けないようなことがしばらく続いたことがある。手術もなにもしないで治った。いまでは正座もできるし、畑仕事もしている。

治らなかったとか他へ紹介したとか、どこかへ行ったとかいう記憶はない。みんなハッピーエンドになっている人ばかりだ。イヤな思い出はない。

理解して頂くのは難しいもので、心因という言葉は使いません。突然、激しい痛みというのがキーワード。夏樹静子さんの本にもこのキーワードが使われていた。

そのような状態の時、私の頭にはヘルニアを想定することはない。ヘルニアは想定外だ。なぜって、そんな生理学はないから。想定圏内は、骨折などの外傷、感染症だが痛み方はその比ではない。突然の激しい痛みに対しては、うちの看護師ももう慣れたものである。

私は突然、激しい蕁麻疹に襲われるタイプである。突然、激しい痛み、突然、激しい痒み、おなじようなものである。
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by junk_2004jp | 2005-12-05 13:44 | 痛みの生理学 | Comments(0)


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