心療整形外科

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2005年 12月 13日

プラセボ

関節鏡
ただ傷をつけただけのプラシーボ手術が、患者の苦しんでいた関節炎に対してどのような作用を果たしたのか、なぜ症状が軽くなったのか、この「どのようにして」また「なぜ」に対して、いまのところ、満足な科学的説明は得られていない。モーズリイたちは、このプラシーボ手術の有効性を統計的にも確証できるように、さらに多くの患者を対象にした実験を計画している
痛みには構造という因子はない。痛みは電気現象なのですから。

構造破綻モデルでは説明不可能で生物・心理・社会的モデルで説明されます。だから、痛みを取ることのみを目的にした手術はプラセボと言わざるを得ません。
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治療家が治療するという時点でもはやプラセボがかかっているわけです。痛みの原因についてすでに、治療家の思い込みがすり込まれています。薬にしてもそうです。

手術は最大のプラセボですが、プラセボが効かなかった時のことや、再発したときのことや、事故のことも考えなくてはいけません。

もうずーっと昔の話ですが、医者になったころ、整形の高瀬教授は「手術は、何があっても一生その患者の面倒をみる覚悟がないとしてはいけない。」というようなことを聞いたことがあります。

大学では骨腫瘍や外傷や麻痺で、痛みに関する手術の記憶はありません。
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by junk_2004jp | 2005-12-13 23:40 | 痛みの生理学 | Comments(0)


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