心療整形外科

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2005年 12月 19日

NHKの生活ホットモーニング「腰痛の新常識」より

NHKの生活ホットモーニングより、エビンさんがTMSのBBSで紹介してくださいました。「まだ「古い常識」に縛られていますね~」とおっしゃっています。その部分を。

健康スペシャル [名医からのメッセージ「ご存じですか? 腰痛の“新常識”]

足にも痛みがある(骨やつい間板が神経を圧迫)

このような生理学的な説明はありません。神経が圧迫を受けて損傷したときは、異所性発火という現象が起きることがありますが、正常な神経ではありません。ヘルニアによるといわれている痛みとは全く違う種類の痛みです。(神経因性疼痛)

最近、圧迫の代わりに「炎症説」がいわれますがこれも上記と同じく生理学的説明ではありません。


ストレスが痛みを増幅!腰痛の新常識

「腰痛」に悩む人は全国に1200万人もいると言われている。腰痛の主な原因は背骨の異常や筋肉の炎症、内臓疾患などだが、ストレスが原因で発症する腰痛もある。

専門家:村上正人さん(日本大学板橋病院・心療内科科長)の解説です。

尊敬する先生で私も参考にさせてもらっていますが、
「痛みと心~なぜ腰痛・肩こりがながびくのか」
2 ■腰痛と肩こりはどうして起こるのか~診断結果と患者の痛みにはギャップがある~
 「痛み」の中でも、肩こりや腰痛といった症状は、現代人の多くが抱える痛みです。特に「腰の痛み」は、いくつかの原因が考えられます。直立した姿勢で生活していれば、あまり腰に負担もかかりませんが、年をとると共に背中が曲がり腰の筋肉に負担がかかり、腰の筋肉をだんだん痛めてしまいます。これは加齢による自然な経過で、姿勢が悪くなったことが原因です。
 また、腎臓結石や腎盂炎などの腎臓疾患や子宮後屈や腫瘍などの婦人科的な要因、前立腺の炎症、腫瘍などといった前立腺疾患などでも腰の痛みは出てきます。この他、骨関節症や靭帯の断裂、側湾症などの骨の構造異常でも腰痛は起こります。このような痛みは、レントゲンやMRIなどの現代医学で原因が解明できるため、治療して痛みを和らげることが可能です。

このように、構造的に説明できる腰痛があり、その他に「ストレスが原因の腰痛」があるという立場のようです。しかし、構造によって痛みが生じるということを生理学では証明できないのです。
2年間悩み続けた「腰痛」を克服
木村晋介弁護士が抗うつ薬で腰痛を克服

でも猛烈に痛む。ある時は七転八倒するほどの痛みとなって、救急車を呼んだほどでした。

激しい痛みほど、心因が深くからんでいるものです。これは長年の臨床の実感です。

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by junk_2004jp | 2005-12-19 17:37 | 痛みの生理学 | Comments(3)
Commented by keisyan at 2005-12-19 22:04
「今まで痛みの原因について構造重視だった医療関係者が、これほど変化しているのに、そのことをなぜ話題にしないの?」と聞かれたことがあるのですが、ここのところ(まだ・・・の部分)の詰めが甘いと元も子もないと思います。
痛い人はそこに目が行くものです。
Commented by junk_2004jp at 2005-12-19 22:09
そこの点は「痛みの生理学」の徹底だと思うのです。理論的にいくとそうなるのです。
Commented at 2005-12-19 22:11
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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