2005年 12月 20日

プラシーボ

臨床医学の研究、学問はプラシーボを排除することにより、真実を追究しようとしてきました。医師はプラシーボを嫌う習慣が身に付いているといってもいい。

ところが、これがとても具合の悪いことなのです。特に痛みに関しては。

「代替医療なんてプラシーボ効果だよ」と思っています。ところが、知らないうちに自分が最も強力なプラシーボの使い手になってしまいました。

プラシーボを排除しようとして最も強力なプラシーボの使い手になったのです。皮肉なことですね。孫悟空が釈迦の手から逃れなかったように。

構造を変えることによって痛みを治そうとすることはプラシーボ効果を利用することなのです。痛みと構造の関係を証明できないのですから。

一方、プラシーボは生理学的にかなり解明されています。痛みの治療で最も効果的なのはプラシーボ効果なのかもしれません。

なにしろ、病院に行くこと自体がプラシーボ効果になっているのですから。
[PR]

by junk_2004jp | 2005-12-20 01:20 | 痛みの生理学 | Comments(0)


<< 交通事故は難しい      NHKの生活ホットモーニング「... >>