心療整形外科

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2006年 01月 07日

侵害受容性疼痛

ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離辷り症、椎間板障害、五十肩、顎関節症、変形性膝関節症、頚肩腕症候群、胸郭出口症候群、梨状筋症候群、上腕骨外側上顆炎、腱鞘炎、半月板損傷、骨折、捻挫、打撲、痛風、リウマチ・・・・

これらの疾患の痛みは侵害受容性疼痛ですから、痛みの治療の基本は同じです。痛風はプリン代謝異常、リウマチは免疫異常という内科的基礎疾患がありますから併せて治療すべきでしょう。

また、修復すべき構造破綻があれば、別途修復すべきですが、修復したからといって痛みが止まるというものでもありません。(健常者でもみられる破綻:ヘルニア、半月板、肩腱板)

五十肩の治療も顎関節症の治療もヘルニアの治療も同じことなのです。五十肩の場合、安静を指示する医者はいませんね。また、噛み合わせが悪いとか、神経が圧迫させているとか、呪いの言葉を言われることは少なく、どちらかというと軽い病気という印象があり、手術までいくことは極めて少ないですね。

早く痛みを取って動かすことが大切なのです。いずれも慢性化すると厄介なのですが、早く適切な治療をするとすぐによくなるものなのです。

医者が、ややこしい独自の理論をいって検査をやりはじめると治りにくくなっていくものなのかもしれません。(事実無根の概念を患者に押しつけ、治療に携わる医師の私的見解を患者に披露する

侵害受容性疼痛は脳と身体の情報のキャッチボールですから(心身症)、不安、抑うつ、神経質といった患者さんの性格は当然治癒に影響をあたえます。このようなことを心因性疼痛という人もいますが、私は、そういうとらえ方をしません。あくまでも侵害受容性疼痛で、想定圏内のことです。

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by junk_2004jp | 2006-01-07 15:20 | 痛みの生理学 | Comments(4)
Commented by keisyan at 2006-01-08 08:07
>侵害受容性疼痛は脳と身体の情報のキャッチボール

この表現わかりやすいですね。
心因性疼痛は脳の一人壁キャッチボールって感じかな?
Commented by junk_2004jp at 2006-01-08 08:36
そうです。インターネットでいうと、時々「応答していません」というエラーメッセージがでることがありますね。

生理学者が分類するときは、侵害受容性疼痛の中の資質的なことまで分類するわけがないですね!

ところが、一般的には資質的要素を心因性というのです。だからややこしいことになるのです。

こんなときは言い方をかえたらいいと思うのですが、たとえば、「脳内疼痛」
Commented by junk_2004jp at 2006-01-08 08:56
患者さんにとってはまさに応答していてそこが痛いのですから、納得させるのは短期間ではほぼ不可能です。

聞こえない音が聞こえる、見えないものが見えるというような現象があるように、脳の不思議ですね。
Commented by keisyan at 2006-01-08 09:07
そうですね。
どんな形であれ本人にとって「痛み」は存在しているのですから・・・他人には見えずその存在の証明もできない。突然出現し、突然消えるときもある。まさに「オバケ」ですね。


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