心療整形外科

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2006年 01月 21日

「不安の力」 五木寛之  より

ですから、いまは人間が不安になることは、まったく自然なことです。こころのやさしい人ほど、柔軟な人ほど、あるいは素直な人ほど、自然に不安を抱えている。その不安をどうしようもなく持て余している。そんな時代なのです。

とすれば、不安であるということは、その人がまだ人間的である、ということでしょう。逆に、まったく不安を感じずに生きているということは、その人が非人間的な生きかたをしているということです。

振り返ってみると、ぼくにもずいぶんいろいろな心身のトラブルがありました。腰痛でも悩んできました。右手が腱鞘炎で全然利かなくなったときもあった。力を入れて書くため、頭を右に傾けるのが原因で、頸椎がむち打ち症のような状態になったこともあります。不整脈があったり、心臓の鼓動が急に早くなったり、しばらく下血がつづいたり、そうしたこともいろいろ起こりました。でも、それをとりあえず受け入れるというような気持ちでいたので、あまり不安はなかったのです。

腰痛、腱鞘炎、頸椎症、不整脈、頻脈、下血(潰瘍?)いずれも心身症ですね。心身症がいろいろな形をとって一つ治れば、また一つと、あばれまくったということです。

腰痛は、脊柱管狭窄症とかヘルニアとか辷り症とか分離症とか椎間板症とかいう構造的な所見の病名が付けられるのです。頚痛もそうですよ。

だから話がややこしいのです。痛みは心身症なのです。構造病名は痛みの診断名ではないのです。そのような構造でも痛くない人はいくらでもいます。

抑うつ、不安、怒り・・・心身症を起こします。
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by junk_2004jp | 2006-01-21 13:57 | 慢性痛 | Comments(5)
Commented by 通りがかり at 2006-01-22 16:44 x
決め付けてられるようですが・・・
それらの疾患のなかには心身症の人もいるでしょう。
だからと全部がそうだと決め付けるところを見るとよほど自信があるのかそれ以外を見ていないのか(見ようとしないか)。腱鞘炎が心身症というような奇特なひとははじめて見ました。学会へ発表したらどうでしょうか??まぁなんでもかんでも心身症で片付ければ楽でしょう。
痛くない人もいるかもしれない、でも痛い人もいる。当たり前じゃないですか。同じ構造だから全てが痛くなるわけではないだろう。
心因性疼痛の存在は認めますが全てを心身症と決め付ける平和さはいいですね。細木かずこと似てますね。
Commented by junk_2004jp at 2006-01-22 22:03
心身症ということについて基本的に勉強してみてください。
http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/images/sinsinsyounohyou.gif
Commented at 2006-01-22 22:29
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2006-01-23 14:31
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by junk_2004jp at 2006-01-23 15:13
ご支援ありがとうございます^^。
「心因性疼痛」とか「心身症」という言葉は一般の人の間では誤解して使われていることが多いものです。


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