前略「心療整形外科」拝見させていただいています。いつも参考になる情報ありがとうございます。私は*に勤務する理学療法士Gと申します。念願の*勤務で、地域に根ざしたリハビリテーションを展開していこうと当時は思っていました。私の専門は痛みの治療ではなく運動療法であり、廃用症候群の防止、予防医学的に元づく体操指導であります。
私の業務は、・・・・・・現在のスイッチマシーンとなってしまいました。しかし、いよいよ限界の日が来ました。電気治療のスイッチマシーンは電池が切れそうです。
整形外科医って何の専門家なのでしょう?確か、「運動器疾患の専門家です」とある大学の教授は言っていましたが、診療所の整形外科医も同じでしょうか。痛みを訴えて来院する患者さまが9割以上います。
診療報酬の改訂もあり、リハビリ部門を縮小するかもっと患者さまを増やすかの選択に対し、どちらも選ばず辞める選択をしました。突然のメールをお許し下さい。あえて整形外科医の加茂先生に聞いていただきたかったのでメールしました。
「心療整形外科」を毎日チェックするPTより
志をもって理学療法士PTなられたのですが、現実の整形外科医療現場ではほとんどは痛みの患者さんでPTにとって仕事の発揮する機会があまりにも少ないのです。PTの本来の職種は四肢の麻痺や骨折などのリハビリテーションです。しかしこのような患者さんは限られています。
筋骨格系の痛みに対して、心理・社会的介入が効果があるという文献は多数あるのですが、人間工学的介入に対しては否定的ですね。このへんのところが現在曲がり角なんです。整形外科医も診療報酬改定に右往左往といったところではないでしょうか。患者さんのほうも、腰が痛い、肩が痛い、リハビリ治療という思い込みが強いものです。
私のところにはPTはいません。PTを雇うほどの仕事がないのです。リハの診療報酬も厚労省は四苦八苦で、2年後はまたどうなるのかわかったものではありません。
G男さん、いい職場がみつかるといいですね。(メールは編集してあります。許可済み)