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心療整形外科

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2006年 04月 18日

高橋由、脇腹の軽い肉離れ 実戦復帰まで長期離脱も

左脇腹の故障で戦列を離れている巨人の高橋由伸外野手が17日、東京都内の病院で精密検査を受け「骨に異常はなく、内腹斜筋の軽度の肉離れ」と診断された。ティー打撃再開まで3週間を要するが、実戦復帰はさらにずれ込む見通し。

12日の広島戦で飛球を飛び込んで捕球した際に強打した。巨人によると、復帰した14日の横浜戦で空振りした時に痛みが出たという。外野陣では亀井に続き、中軸の高橋由までもが離脱し、開幕から好調のチームに得点力の低下が懸念される。
                           
[ 共同通信社 2006年4月17日 19:36 ]


脇腹を打っていつまでも痛みが続くことはとても多い。たいてい患者さんは受傷後1Wぐらいして来院される。湿布をしていたのだがいつまでも痛みが続くので不安になるのだ。

自然経過ではたとえ骨折がなくても、1ヶ月以上痛みが続くことはある。

「軽い肉離れ」という表現は微妙だ。特に内出血がないことが多くまた打撲や空振りでいわゆる肉離れが起きるか?

尾骨や膝のお皿の打撲のときも痛みが長引くものだ。私は希望する人には早期から積極的に局所麻酔を注射している。そのほうが治りが早いと思う。早期に痛みを遮断することは神経性炎症や痛みの悪循環に対してよい影響をおよぼすものだ。

筋肉の微小損傷の有無は定かでないが臨床的には生理的機能の問題として治療したほうがよいように思う。当然、高橋選手の場合はどうか分からないのだが。

それにしても高橋由選手はやはり痛み系だ。同じ外傷でもヤンキースの松井やタイガースのあにき金本なら大丈夫だろう。肉体的、精神的に頑丈かどうかということではなくて・・・・。

by junk_2004jp | 2006-04-18 00:53 | 急性痛


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