2006年 06月 02日

神経回路の可塑的変容

しかし、慢性痛症で発生している痛みは、神経系に何らかの可塑的な変容が起こったために発生していることが明らかになっています。
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愛知医科大学痛み学講座 熊沢孝朗教授

痛みの生理学の専門家が述べていることですから、臨床家が異論を唱えるレベルではないのでしょう。

そうでないと慢性痛を合理的に説明できませんね。急性痛と慢性痛の治療は明らかにちがいます。急性痛は比較的簡単です。

人生の履歴に組み込まれるわけなのでしょう。履歴を消去できなくなるのでしょう。それで、その履歴を弱体化(無効化)する新しいネットワークを作る必要があるのだと思います。

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また、筋肉にも筋硬結という履歴が残るのかもしれません。このような説は慢性の痛みに苦しんでいる人にとって辛いものかもしれませんが。

痛みの記憶が進化を生むのでしょう。生体に危害を与える痛みから逃れるように進化してきたのでしょうが、いわゆる情動的な痛みと損傷を伴う痛みとの判別が履歴の中では区別がつかないのかもしれません。

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by junk_2004jp | 2006-06-02 12:03 | 慢性痛 | Comments(4)
Commented by keisyan at 2006-06-02 12:52
そうですね。神経回路だろうが筋肉だろうが、自分の身体に起きている事実をみとめて、受け入れるところからスタートしないとね。
悲観することなく楽しく生きなきゃ!
Commented by c-dunk at 2006-06-02 21:57
>悲観することなく楽しく生きなきゃ!
なかなか答えをだすのが難しいのですが、これが一枚も二枚も噛んでいそうな気がしてならいです。
Commented by elly at 2006-06-02 23:21 x
難しいことですけどね。常時痛みがあって、かつ楽観的でいるのは。
出来たらいいな、とは思います。
Commented by junk_2004jp at 2006-06-02 23:26
このような考え方は交通事故被害者を救うのに役立つと思います。損保業界にとっては問題多いと思いますが^^。


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