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心療整形外科

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2006年 06月 26日

痛み医療の貧困

私も三年前、頚椎の5・6番目の椎間板変性と骨棘による「頚椎症性神経根症」になり、毎日痛みの中で生活をしています。現在、仕事は休職中で、家事をしながらリハビリに通っています。一時期は首・肩・腕の激痛と痺れが酷く、何もすることが出来なくなり、精神的にもひどく落ち込み、死にたいとまで思うようになりました。早くこの痛みから開放されたい。そればかり考えていました。

6箇所の病院(個人の整形外科医院から名の知れた大病院の整形外科)を回り、8人の整形外科医に診察してもらいましたが、どの先生も頚椎は手術するほどのものではないとの診断で、また、頚椎の激痛と共に、腰痛及び坐骨神経痛も併発してしまいましたが、MRIの結果では腰椎部分には何も異常がないとの診断でした。

何故そんなに痛がり、痛みが長引いてしまっているのか不思議だと言われ、リハビリと共にペインクリニックでの治療をし、精神科の受診も勧められました。

精神科では、原因は頚椎にあるので、頚椎が治らなくては話にならないような事を言われた為、こちらも3箇所の精神科医に診察してもらいましたが、どの先生も同じ診断で、中には整体師と裏で手を結び、腰痛のある患者をその整体院に回すようなことをしている医師もいて、なかなか信頼できる精神科医に会う事が出来ませんでした。


エリーさんの掲示板からです。日本の痛み医療の貧困がわかります。8人の整形外科医が診てだれも回答をしめさなかった。

3人の精神科医にしても頚椎に原因があるから・・・といっている。

神経根症?その概念は?

たぶん頚や腰に生じた「筋筋膜性疼痛症候群」だろうと思います。四肢は関連痛かもしれないし、あるいはそこにも筋痛があるかもしれません。

「うつ」か「不安」がからんだ状態は想像できます。

私の患者さん「みー」さんは頚の固定術を受けましたが回復しませんでした。

by junk_2004jp | 2006-06-26 21:13 | うつ・不安・ストレス


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