心療整形外科

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2006年 06月 30日

50歳以上男性の8割に変形性腰椎症の所見

わが国のOA有病率,大規模コホートで明らかに

有病者は多いとされるが実態は知られていない変形性関節症(OA)で,わが国の50歳以上男性の81%に腰椎症の,女性の75%に膝関節症のX線所見が認められることが,東京大学整形外科学と同大学22世紀医療センターによる大規模地域コホート研究「ROAD」から明らかになった。

Medical Tribune 2006年6月22,29日


腰痛の主観的な痛みとX線やMRIのような客観的な検査手段ととの間の断絶について、すばらしい講演をした。腰部X線やMRI検査では「これは歩くことも困難だろう」とおもわれるほどの変形がみられるが、痛みもなく、正常な運動ができる人のケース、また、痛みで動けないが検査では正常な人のケースなどを、彼はスライドを使って説明した。
「癒す心、治る力」/著 アンドルー・ワイル より

レントゲン所見と痛みとの関連性を証明することはできません。骨折、悪性腫瘍、感染症を除外するのには有用です。MRIも同じことがいえます。ヘルニアがあろうが無かろうが痛みとの関連性を証明することはできません。

筋骨格系の痛みの多くは「筋痛症」なのです。

椎間板ヘルニアの手術は70年以上もの間行なわれてきた。もてはやされたこともあったが、疑問が増し続けている。ヘルニアの突出と痛みはそれぞれ独立していて、痛みの発現におけるヘルニアの突出の役割ははっきりしない。

疼痛学序説 痛みの意味を考える   Patrick Wall著 横田敏勝訳

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by junk_2004jp | 2006-06-30 03:00 | 痛みの生理学 | Comments(2)
Commented by sansetu at 2006-07-02 10:25
この調査研究の結果を東大整形は、どのように今後の医療に生かすのか興味あるところです。真逆に使うこともできますし・・・。
Commented by junk_2004jp at 2006-07-06 08:10
そうですね。だから注意しなさいってね!
こんなことはインターネットを始める前は常識でみんな知っていると思っていました。顔写真をみるのと同じことです。

「無症状でもヘルニアのことがある。だから定期的にMRI検査をしましょう。」という病院のサイトを見たことがあります。


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