2006年 08月 08日

あるプロスポーツのトレーナーより

加茂先生はじめまして。いつもホームページ、掲示板を拝見させて頂きながら勉強させて頂いております。私は鍼灸師で現在○○でトレーナーをしているAと申します。今年の始めにTMS理論の書物に出会い、その関連書物を読みあさり、調べているなかで先生のホームページに出会うことが出来ました。私は鍼灸師としてX年近く接骨院、整形、チームなどで勤めるなかで常に構造的、運動力学的な問題にしか目を向けてきませんでしたので、非常に衝撃を受けたのと同時に痛みのメカニズムとMPS、慢性痛症を理解していくなかで、今までバラバラだった点が線に変わるのを感じ、いろいろな疑問がクリアになりつつありますそしてプロスポーツの現場においてほとんどの怪我がMPSに感じるのです。選手たちは常に試合に出るか出ないか、勝つか負けるかなどのプレッシャーや不安にさらされています。そして何より怪我を恐れています。今年に入ってからは痛みの第一現場と第二現場の両方からアプローチしていくと驚くほどに治って行くのを実感しています。ただ、チームドクターはじめ他のトレーナーにはMPSなどの概念がないため相談出来ずにいたので思いきって先生にメールさせて頂きました。 ・・・・・・・(略)

そうです。多くのスポーツ外傷はMPS(myofascial pain syndrome=筋筋膜性疼痛症候群)ですね。

○○投手が内転筋をいためた。半月板の損傷の疑いがある。などいろいろな言い方をしますが、ほとんどがMPSだと思っています。

ケガに強い選手(ヤンキース松井、タイガース兄貴金本選手など)はMPS体質ではないのでしょう。一方、清原、ジャイアンツ高橋選手はMPS体質なもんで、すぐに痛み(ケガ?)でお休みします。

MPSに体質が関係するか否かは問題ですが、現実にケガに強い選手、弱い選手がいますね。

マクロの外傷(ヤンキース松井選手の骨折など)は組織の修復のため固定が必要ですが、ミクロの外傷=MPSの場合は固定はかえって悪影響をおよぼします。はやく痛みを取り除いて動かすほうがいいようです。

マクロとミクロ(微小)の境界をどう判断するかということですが、明らかな外傷(骨折、筋や腱や靱帯の断裂)以外は微小外傷=MPSと考えたほうがいいとおもいます。
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by junk_2004jp | 2006-08-08 18:41 | 痛みの生理学 | Comments(0)


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