2006年 09月 27日

肘の内側を打ったときの痛み

皮下に脂肪や筋が少ない部位を打つと強い痛みを感じるものです。瞬間的外力が原因ですからAδ線維が関係するのでしょう。その自由終末には、クッションが少ない分、強いエネルギーが加わるのでしょう。

たとえば、尾骨、膝蓋骨、脛骨(すね、弁慶の泣き所)、肘、胸郭などです。

肘の内側を打つと第4,5指あたりに放散痛を感じることがあるようです。瞬間ですから、はっきり部位を確認できませんが、そういわれてみればそのように感じるというものでしょうか。

ちょうど尺骨神経溝の部位の付近ですし、また尺骨神経の領域と重なるのであたかも神経を打ったときの痛みと思われるでしょうが、そのような生理学的事実は存在しませんので、私は図のような関連痛だと思っています。

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by junk_2004jp | 2006-09-27 10:48 | 痛みの生理学 | Comments(4)
Commented by tetsuya at 2006-09-27 21:24 x

なるほど! たしかに、私もいろいろな部位を指でビーンとしましたが、出たり出なかったりしました。
神経への刺激と考えても、どうも納得いかないな、とも思っていました。

でも、自身で体験できるものですから、これを「神経痛」として認識していました。

先生のコメントのおかげで、
どうやら、筋・骨膜などの関連痛として理解したほうが妥当かな、と思っています。

重ねて質問させて頂きますが、「放散痛」についてですが、、
なぜ、まるで刺激部位かから抹消に放散するように感じるのでしょうか?
情報伝達は抹消から中枢だと認識していますので、、、
やはり、脳での「認知」として、、、、とでしょうか?

Commented by junk_2004jp at 2006-09-27 22:25
情報伝達は末梢から中枢ですが、そのとどいた情報を脳が指先からきたように認識するのでしょう。
Commented by よこ at 2006-11-22 00:38 x
 尺骨神経を物理的に刺激しても、電気刺激しても、活動伝にガ発生して、それが中枢に伝わって、痛みが生じます。また、痛みの伝道路のいかなる部位を刺激しても、痛みが生じることは、生理学の教科書に書かれていることです。
Commented by junk_2004jp at 2006-11-22 05:40
今は電気刺激のことをいってはいません。

>痛みの伝道路のいかなる部位を刺激しても、痛みが生じることは、生理学の教科書に書かれていることです。

痛みの伝導路のいかなる部分を物理的に刺激しても痛みが生じるというのですか?

それでは神経線維は機械的刺激の受容器ということですね。私はそれは知りませんでしたが、私のみた教科書とは違うようですね。

その教科書を教えていただけませんか。


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