2006年 10月 18日
①痛みと麻痺の関係がよく分かっていない。痛みが続くと麻痺になると思っている人もいる。痛みやしびれは痛覚神経が激しく脱分極、細分極をくりかえしていることで、麻痺はその逆だ。生理学的には全く逆の現象なのだ。~が痛いというと「将来、麻痺するかもしれない」と脅かされることがある。 ②神経の根っこ(脊椎から出ているあたり=神経根)が痛みの根っこ(上流)だと思っているふしがある。痛みの上流は神経の先端=侵害受容器で、神経根はその下流にあたる。上流で生まれた魚を下流で捕まえようとしている。捕まることもあれば捕まらないこともある。神経根ブロックや硬膜外ブロックが効かないことはしばしばある。 ③構造異常が痛みの原因だと思っている。痛みは脱分極による電気現象なのだが、構造異常が電気現象を起こすことはあり得ない。物理学の常識。痛みの原因をレントゲンやMRIで調べようとするが、それは永遠に不可能である。痛みを伴うことのある「悪性腫瘍、感染症、骨折」を発見すること以外に有用性はない。それにしても痛みが見えているわけではない。
by junk_2004jp
| 2006-10-18 14:53
| 痛みの生理学
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