2006年 10月 26日

「心療内科」より

九州大学名誉教授  池見酉次郎著

1963年初版 中公新書

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結婚するつもりの恋人にからだを許したが捨てられてしまった女子店員(29歳)は、もう一生結婚できない体になつたと思いこみ、男性一般にたいする憎悪と不信、男性をしのぐ成績をあげようとする力みから心身ともに中性化してしまつた。

そしてガムシャラに仕事をしている間に全身の筋肉の痛みを訴え出し、薬や注射ではどうしても治らなかった。この種の筋痛には寒さ、湿気、感染、疲労などのほか精神的な緊張がつよく関係することが知られている。

私どものところに三ヵ月ほど入院し、その間に人生、特に男性についての歪んだ心の構えがとれ、女性らしさをとり戻すとともに筋痛が軽快し、現在は元の仕事にかえっている。


43年も前の本なので表現は今風ではない。線維筋痛症?
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by junk_2004jp | 2006-10-26 23:12 | 慢性痛 | Comments(0)


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