2006年 11月 29日

痛みそのものが病気

ビバ・オフ会

オーストラリアでは、慢性の痛みは、もともとの疾患から離れて、それだけで病気だと診断がつくのです。ペインマネジメントセンターで、適当な治療が受けられるんです。


これは、何も慢性痛に限って言われることではないのです。そうでないと、慢性と急性の境目は漠然としたものですから、「目が覚めたら慢性痛になっていたので、痛みそのものが病気ということで治療がはじまった。」というようなへんなことになりますね。

急性痛も痛みそのものが病気なのです。ただし、それに合併している可能性のあるものとして、痛み以外に別枠で治療すべき疾患をみのがしてはいけないということです。

それは、感染症、悪性腫瘍、修復すべき損傷(骨折、筋腱断裂、靱帯断裂)があります。

治療は痛みの治療とこれらの治療を平行して行うべきです。そうでないと、損傷は治癒したが、痛みが残ったということになります。

もともと修復すべきような損傷が伴っていない場合(ほとんどがそうなのですが)そのときは痛みそのものが治療の対象になります。だから、いつも痛みの治療を優先してすればよいのです。

慢性痛の概念と構造破綻説は相容れないものがあるのです。

また、感染症、悪性腫瘍、修復すべき損傷に伴わない痛みはすべて原因不明の痛みといってもいいわけです。
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by junk_2004jp | 2006-11-29 17:21 | 慢性痛 | Comments(2)
Commented by elly_mylove at 2006-11-29 21:49
トラバありがとうございます。
いまだにやっぱり、思ったような画像診断ができないと、そんな痛みはない!と言い張ってしまうお医者さんがいるのは悲しいですよね。
気のもちようだといわれ続けた悲しい日々の記憶が消えません。
原因不明ということと、痛みがないといわれることの間には距離がありますから。
みんなよくなるといいな。と思います。
Commented by junk_2004jp at 2006-11-29 22:08
どんな場合も2本立てで考えればいいのです。(痛みと構造)

急性痛の場合は修正すべき構造があることもあるので、構造的な診断もしなければいけないのです。

ヘルニアは修正すべき構造ではないのです。


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