心療整形外科

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2007年 03月 30日

脊柱管狭窄症のなぞ(2)

腰部脊柱管狭窄症のなぞ

馬尾型(中心型)は麻痺で痛みはなく、根型は痛みがある。この矛盾した説明は理解できない。では混合型は麻痺や痛み?

脊柱管狭窄症=(馬尾型)中心型としたほうがすっきりしていいのではないか。それはちょうどヘルニアで馬尾症候群があるのと同じく存在するのだろう。たぶん、ヘルニアのときのように急激に麻痺症状がおきるのではなく、ゆるやかに進行するのではないかな?痛みではなく麻痺。

いつから拡大・間違い解釈がはじまったのか?

脊柱管狭窄症の歴史図説臨床整形外科講座3(メジカルビュー社)

腰部脊柱管狭窄症の概念が、わが国に導入されたのは1968年のJ.Bone&Joint surg.にSchatzker & Pennalがspinl stenosisとして、およびJones & Thomsonのnarrow
spinal canalとしての報告が掲載されたことを契機としているとみなしてよい。その後10数年の臨床経験の積み重ねにより、その概念の内容が理解されてくるとともに、この概念がなお未熟であることに気づかれてきてえいる。

そもそも腰部脊柱管狭窄症の概念は1954年と1955年にVerbiestが、脊柱管の発育障害により、その前後径が正常より狭く形成され、さらに椎弓と椎間関節の肥大をもたらしそれらの要素で馬尾神経を圧迫し馬尾神経性間欠破行という特徴的な症状を呈する状態に対して、developmental stenosisとしたことに端を発している。

腰痛や下肢痛の主なる原因として、1934年Mixter &Barrが椎間板ヘルニアなる疾患を提唱してから、椎間板ヘルニアは腰椎疾患の重鎮として取り扱われるようになった。しかし長い年月を経るに従い、椎間板ヘルニアと似た症状を呈しながら、ヘルニアのない状態がかなりあることが判明した。

このような状態の一つとして、Ehni、Clark、Wilson、Epsteinらにより狭小な脊柱管に
変形性脊椎症が併発することで馬尾神経や神経根を圧迫ないし絞扼する病態があげられた。脊柱管の発育障害やそれに変形性脊椎症を伴った状態は狭小な脊柱管を形成し、馬尾神経や神経根を圧迫することになるが、これらのほか変性性脊椎すべり症う脊椎分離すべり症、椎弓切除術後、脊椎の外傷後、胎生期軟骨形成不全症やPaget病などでも脊柱管の狭窄が起こることがNelsonやSchatzkerらにより提示された。このように当初の脊柱管狭窄症は脊柱管の中心部が狭い、あるいは狭くなることに重きが置かれた。

最近、脊柱管の外側、すなわち神経根管ないし側溝、あるいは椎間孔において、亜脱臼を起こした、肥厚した、あるし(は骨疎形成のある上関節突起により神経根が圧迫されることがMacnabやEpsteinにより指摘されて以来、この状態は実際にはかなり多いものであることがわかってきた。

このようなことから脊柱管狭窄症は脊柱管の狭小化ということから出発したが、それよりも腰部脊柱管、神経根管ないし側溝、椎間孔における馬尾神経や神経根の圧迫ないし絞扼ということに主眼がおかれるようになってきた。

1976年に発表されたArnoldiらの脊柱管狭窄症の分類はこのような観点に立ったものである。

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by junk_2004jp | 2007-03-30 15:14 | 慢性痛 | Comments(5)
Commented by keisyan at 2007-03-30 19:34
>脊柱管の発育障害により・・・

このようなことは言われました。(でも何を根拠に・・・)
発達が未熟?未成熟?だったかも?ある意味若いってことね(ーー;)
Commented by keisyan at 2007-03-30 19:35
最初から結論(痛みの原因は狭窄とか圧迫)ありきなのでしょうね。
Commented by junk_2004jp at 2007-03-30 20:00
>腰痛や下肢痛の主なる原因として、1934年Mixter &Barrが椎間板ヘルニアなる疾患を提唱してから、椎間板ヘルニアは腰椎疾患の重鎮として取り扱われるようになった。

ここから、間違いが始まった。
Commented by 国松 at 2007-03-30 21:32 x
ふーむ、 そ う だ っ た の か ・ ・ ・ 、今日は 目が点です。

またまたまたたたたたー、 ぶっ飛び ~  ! ! ! 
Commented by TK at 2007-03-31 00:15 x
1934
ミシ(34)ミシ歩くヒトラー総統
ヒトラー総統就任


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